【プロ直伝!】外壁塗装DIYを成功させるコツ

2021年09月08日(水)

外壁塗装のDIYは可能?

お家のちょっとした補修作業やメンテナンスは業者に依頼するよりもDIY(自分で作業をすること)で済ませれば費用が節約できます。外壁塗装もDIYで費用を浮かせることができるのでしょうか?そもそもお家の外壁はDIYで塗装できるのでしょうか?

結論から言うとできないことはありませんが、注意すべき点がさまざまあります。DIYに取り掛かる前に本記事を参考にしていただけると幸いです。以下では、外壁塗装のDIYの方法や注意点についてプロが徹底的に解説します。

DIYと専門業者、それぞれのメリット・デメリット

DIYはやはりコストを節約できるのが一番大きなメリットです。自分の都合がいいときに作業できるのも魅力的です。一方で手間がかかることと、仕上がりが悪くなってしまうリスクがあるのがデメリットと言えます。

専門業者に依頼すれば確かに費用もかかり、スケジュールも業者の都合に合わせなければいけない部分もあります。一方で手間がかからず仕上がりがきれいなのがメリットです。経験豊富な職人が作業をするので工期が短いのも利点です。

DIY 専門業者
メリット
  • コストを節約できる
  • 業者に頼むほどではない補修ができる
  • 好きな時に作業できる
  • 安全
  • 工期が短い(通常2~3週間)
  • まるっとお任せできる
  • 仕上がりがきれい
デメリット
  • 手間と時間、非常に労力を要する(最低1~2ヶ月、場合によっては半年以上
  • ケガの恐れがある
  • 労力に見合わず、仕上がりは今ひとつ
  • 近隣トラブルの可能性がある
  • 費用が高くなる
  • 知らない人が敷地に入る
  • 小さな補修だけでは、対応してくれない業者もある

外壁塗装DIYの流れ

それでは外壁塗装の流れをざっくりと見ていきましょう。基本的に我々プロの業者が作業する場合と変わりません。

足場組立

まずは2階などの高所でも作業できるように足場を組み立てます。

洗浄

外壁を高圧洗浄機などで洗浄してカビやコケ、汚れを落とします。また、洗浄後は十分に乾燥させます。

下地補修

外壁にひび割れなどがあれば補修を行います。小さなものであればコーキング材で穴埋めすれば問題ありません。しっかりと補修しておかないと建物内部に雨水が侵入してしまいますので、非常に大切な工程です。

養生

扉、窓、エアコンの室外機といった付帯物の塗装しない部分をシートで覆います。その他、庭木や車など塗料が付着して困るものも養生を行います。

下塗り

下塗りを行うことで、塗料がしっかりと外壁に接着します。また、外壁材を保護する目的もあります。下塗りがしっかりされていないと塗料が剥がれたり塗りムラができたりしますので、抜けや漏れがないよう塗らなければいけません。

塗装(中塗り・上塗り)

下塗りが完了したらいよいよ塗装作業です。同じ塗料を用いて「中塗り」の後に「上塗り」を行います。2回塗装して塗り重ねることで塗装が長持ちします。

足場解体

塗装作業が終わったら足場を解体して完了です。

外壁塗装DIYに必要な道具

外壁塗装DIYには以下のような道具が必要になります。工程ごとに見ていきましょう。

【足場組立】
  • はしご(脚立)
  • 足場板
  • 単管パイプ
【洗浄】
  • 高圧洗浄機
  • バケツ
  • ブラシ
【下地補修】
  • コーキング材
  • サンドペーパー
【養生】
  • 養生シート
  • 養生テープ
【下塗り・塗装】
  • ローラー
  • ハケ
  • スプレーガン
  • 下塗り用塗料
  • 上塗り用塗料

いずれもホームセンターや工具店で購入できます。最寄りのお店で見つからない場合や買い出しができない場合はネット通販を利用して購入します。

また、ローラーとハケはともに塗料を塗る道具になりますが、広い面はローラーでムラがないように塗り、細かいところはハケで塗るなどの使い分けが必要になってきますので、両方準備しておきましょう。ローラーにはウールローラー(長毛・短毛・中毛)、マスチックローラー(荒目・細目)などさまざまな種類があり、ご自宅の外壁材や理想の塗装の仕上がりに応じて選びます。また、塗料を霧状にして吹き付けることができるスプレーガンを使えば効率的に作業を進めることができます。

数ある道具の中でも特にこだわりたいのが塗料です。種類によって仕上がりや耐久性が大きく異なります。塗料選びに関しては以下で解説します。

塗料の選び方

塗料には大きく分けて「下塗り用」「上塗り用」の2種類があり、その中でもさまざまなタイプのものがあります。

下塗り用

下塗り用の塗料には「シーラー」「フィラー」の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

シーラー

前述のとおり下塗りは塗料の密着性を向上させるための工程です。シーラーには塗料の定着を促すとともに外壁材が塗料を吸収するのを防ぐ働きがあります。

シーラーはさらに水性油性の2種類があります。水性シーラーは無臭で扱いやすいのがメリットです。ただし、外壁材に吸収されやすいという性質があります。外壁材の状態が良いのであれば問題ありませんが、傷やヒビがあると内部にどんどん入り込んでしまうため注意が必要です。また、乾燥にも時間がかかります。油性シーラーは少し臭いが気になりますが、外壁材に吸収されにくく乾燥も早いというメリットがあります。

いずれも水のようにサラっとした粘り気がない塗料で、扱いやすいです。

フィラー

フィラーはシーラーと比べて粘り気がある下塗り塗料です。塗装面の表面の凹凸を埋めて平らにしてくれるので、特に傷が多い外壁やひび割れが発生しやすいモルタルの下地で使われています。ただ、慣れていないと扱い方が難しいのでDIYにはあまり向いていません。

上塗り用

上塗り用の塗料にも耐久性が高い「フッ素系塗料」、紫外線による外壁材の劣化を防ぐ「無機系塗料」、セルフクリーニング機能も備わっている「光触媒」、コスパが高い「シリコン」など、さまざまな種類のものがあります。予算や耐久性、求める機能(防カビ・防藻、防水、遮熱など)を考慮して選びましょう。詳しくはこちらのページ(塗料について)をご覧ください。

外壁塗装DIYのコツ

DIYで外壁塗装を行う際には以下のようなコツを意識すればきれいな仕上がりにつながります。

しっかり洗浄して汚れを取る

外壁の表面に汚れがあると塗料の乗りが悪くなってしまいます。逆に外壁材がきれいな状態で塗装すれば長持ちするようになりますので、しっかりとコケやカビなどを洗い落としましょう。

養生は丁寧に

せっかくきれいに外壁の塗装ができても、扉や窓、付帯物が塗料で汚れてしまうと見苦しくなってしまいます。「大切なものに塗料が付着したらどうしよう」と心配しながらだと作業にも集中できません。養生に関しても丁寧に行いましょう。

塗料は上の方から塗る

塗装中に塗った場所から塗料が垂れてしまうことはよくあります。せっかく塗装を塗っても、塗料が垂れ下がってきてしまえばやり直しです。上から塗装を行えば、その下に塗料が垂れたとしても問題ありません。「塗装の基本は上から」を常に意識しましょう。

表面を均一に塗る

塗りムラがあると仕上がりが悪くなってしまい、耐久性にも悪影響を及ぼします。慣れていないとなかなか難しいですが、使う塗料の量は一定に。そして均一に塗ることを心がけてください。

少しずつ塗る

作業を効率化したいからといって一気に塗ってしまうと塗りムラなどが生じてしまいます。時間をかけてでも少しずつ丁寧に塗ったほうが仕上がりは良くなります。広い面はローラーのほうが効率的ですが、細かいところは無理をせずハケなどを使いましょう。

修正は完全に乾燥してからする

ミスしたらそのまま修正するのではなく、まずは乾くまで待ちましょう。乾燥しないまま上塗りで修正してしまうと塗りムラや塗料の剥離などのトラブルにつながります。

外壁塗装DIYの費用

はじめのほうでも解説したとおり、DIYのメリットといえば、なんといっても費用が抑えられることです。そこで気になるのは「いくら節約できるのか?」ということ。ここからは外壁塗装を業者に依頼するケースとDIYで行うケースの費用について比較してみましょう。

大阪で30坪の一戸建て住宅を、最もメジャーなシリコン塗料で外壁塗装を専門業者に依頼した場合、60~90万円ほどかかります。

DIYの場合、作業費用はかかりませんが、前述のとおり道具を揃える必要があります。バケツやはしご、脚立などはすでにお持ちかもしれませんが、大半のものは新しく調達しなければいけません。最も高いのは塗料で30~40万円程度、高圧洗浄機は3~5万円程度、ローラーやハケなど塗装に必要な道具は一式で1万円程度、その他諸々を含めるとトータルで50~60万円ほどはかかると思われます。

もちろん、塗料をはじめ買い揃える道具のグレードや比較する業者によって異なりますが、10~40万円くらいの節約になります。

外壁塗装は道具が必要な作業なので自分で行うにしてもそれなりに費用がかかりますが、確かにDIYで行うことで業者に依頼するよりも費用を抑えることは可能です。何十万もの大金が浮くのですから、ご自身でやりたいと考えられる方がいらっしゃるのも自然なことと言えます。

ただし、失敗すれば追加で塗料を購入しなければいけないので、その分費用がかかってしまうこともあり得ます。DIYをあきらめて結局業者に頼むことになったら、道具の購入費用はまるまる無駄になってしまいます。また、意外と盲点なのは買い揃えた道具の置き場です。物置があればいいのですが、なければそれも新しく設ける必要があります。

こうしたリスクもあることは念頭に置いておきましょう。

DIY失敗するとこんな悲惨な状態に!

一般の方が外壁塗装をされる場合、どうしても慣れていないため失敗するリスクが高くなります。特によくある失敗例を3つ見ていきましょう。

DIY高所作業は非常に危険!

やはり一番のリスクは事故。外壁塗装は高所作業が伴うため、つねに危険と隣り合わせです。我々プロは訓練を受け、高所作業に慣れていて、ヘルメットなどの安全対策を万全にしていますが、それでも事故が発生するリスクは0ではありません。一般の方ならなおさらです。

実際に外壁塗装などの作業の最中に足場やはしご、屋根を踏み外して転落して亡くなられる、あるいは大怪我をされるという事故が発生しています。節約しようとして命を落としたり、重大な後遺症が残ってしまったりしては元も子もありません。外壁塗装は危険な作業であることを認識しておきましょう。

期間が長期化!終わりがみえないことも

外壁塗装のメリットはご自身のペースで作業ができることですが、これがデメリットにもなり得ます。作業をはじめたとしても、仕事や家事が忙しくなってしまって時間が取れなくなったり、作業に手間取ってしまったりすると外壁塗装が延々に終わりません。

2年前にご自身で外壁塗装をしようと塗料を購入したのにも関わらず、時間が取れなくて未だに作業ができていないというケースもあります。こうなってしまうとせっかく買い揃えた道具が無駄になってしまいます。外壁の塗料もどんどん劣化していく一方です。特に塗装工程で作業を中断してしまうと未塗装部分は外壁材が皮膜に守られていないため、より建物が劣化するリスクが高まります。

外壁塗装をDIYで行うには綿密なスケジューリングと「最後までやり抜くんだ」という固い意志が必要です。

塗装のムラ、膨れ、剥がれやすくなる

一般の方は塗装に関する専門的な技術力がないため、どうしても仕上がりが悪くなってしまったり、ミスが発生してしまったりするケースが多いです。たとえば、一定の方向で塗っていない、塗料の量が一定でないといったミスがあると、塗装ムラが生じて見た目が悪くなってしまいます。下塗りや洗浄が不十分だと塗料の剥離が発生します。その他にも塗料が十分に乾ききらないまま雨に当たってしまうことで塗装が白く濁る、外壁の内部に水が侵入することで塗膜が膨れ上がってしまうなど、さまざまなトラブルが起きてしまうのです。

このように失敗してしまうと再塗装で余計に費用がかかることになります。外壁塗装の失敗は一般の方では補修が難しいため、結局業者に依頼しなければならないケースも少なくありません。こうなると、節約のためにDIYをした意味がなくなってしまいます。

やっぱり外壁塗装はプロに任せた方が安心!

外壁塗装はDIYで行うことも可能で、費用も抑えることができます。しかし、道具を買い揃えるにはそれなりの費用が必要です。足場を組む、危険な高所作業をするなど、慣れていない一般の方にはハードルが高い工程も数多くあります。何よりも、失敗するリスクが非常に高いです。

専門業者に依頼すれば確かに費用はかかるかもしれません。しかし、事故や失敗のリスクが低い、短期間で確実に作業を完了してくれる、きれいに仕上げてくれるといったことを考慮すれば、決して損ではありません。むしろ、ご自身で無理に作業を行って補修が必要になったことを考えると、あるいは事故で大切な命を落としてしまうリスクを考えると、プロに任せたほうが得策とも言えます。

大阪で外壁塗装をお考えなら、松岡塗装店にお任せください。創業35年以上で実績も豊富だから安心一級塗装技能士の資格を持つ職人が丁寧な作業を行うので、「プロに頼んでよかった」と思っていただけるようなきれいな仕上がりをお約束します。

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