塗料を決める際の注意ポイント
「好きな色を選んで、それなりの塗料を選べば大丈夫でしょ?」
塗料選びに対して、このようなイメージを抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、外壁や屋根に塗る塗料はたくさんの種類、特徴、効果があるため、外壁の塗料を選定することはた簡単ではありません。
お家が建てられている場所の気候、日射状況、現状のコンディション、期待する耐久性、使用されている外壁材、コスト、演出したいイメージなどによって、選ぶべき塗料は大きく異なってくるのです。
塗料を選定する際には、塗装業者と「外壁の塗り替えによって期待する効果」をよくよく話し合うことを心がけてください!
松岡塗装店では、1級塗装技能士をはじめとする「塗装のプロ」がお客さまのニーズを詳しくヒアリングしたうえで、納得度の高い「ベストな提案」行っています。
「外壁の塗装・塗り替え」で得られる効果とは?
そもそも「外壁の塗装・塗り替えを行う必要性って一体なに?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
外壁の塗り替えが担う最も重要な役割は「建物の保護」です。
塗料のなかには、雨風から守ってくれる「防水機能」や、暑さをしのいでくれる「遮熱・断熱効果」がある塗料があるほか、カビやコケ、藻などの付着を防ぐ「防カビ効果」で建物の劣化を防いでくれる塗料まであります。
さらに、雨水で汚れを落とす「セルフクリーニング機能」で、長く建物を保護してくれる塗料も存在するなど、日々進化しています。
私たちが安心して快適に暮らせているのは、その土地や気候、日射条件などにあった塗料がお家を守ってくれるからなのです。もしもお家に合っていない不適切な塗料や、低品質な塗料を塗ってしまったら、みるみるうちに劣化していくでしょう。
適切な塗料を塗ることはお家を保護し、快適な暮らしを守ってくれる大変重要な役割を担っているのです。
そのため、「立地条件や現状などを考慮したうえで、塗料を選ぶ」ことが一番おすすめです。
さらに、「定期的なメンテナンス・必要な時期の塗り替え」もしっかりと行うようにしてください。
万が一不具合が出てきたら、なるべく早いタイミングで、外壁塗装を専門に行っている工務店にお問い合わせすることをおすすめします。
外壁の塗装・塗り替えのポイント
以下は、塗料を選定する際に注目したいポイントです。
「期待する効果が得られる塗料」を選ぶようにしましょう。
Point1 耐久性
耐久性の高い塗料を用いる「塗り替えメンテナンスの頻度を減らし、生涯コストを抑えられる」点で大変おすすめです。
低品質な塗料では、3年~5年程度で劣化していきますが、高品質な塗料を選ぶと、15年~20年くらい持つ場合も少なくありません。
Point2 防カビ・コケ・藻などを避ける効果
湿気の多い地域や雨が多い地域のほか、山や畑などの植物が多い場所が家の北側面などにあるお家は、「防カビ・防藻効果がある対候性の高い塗料を選ぶ」のがおすすめです。
屋根などのコケの発生を抑えてくれます。
先延ばしにせず早めの塗り替えることが大切です。
Point3 防水効果
ゴム質で伸縮性・弾力性がある塗料を選ぶと、ひび割れの補修効果が高いです。
湿気が多かったり、雨が多かったりする環境のほか、外壁材がモルタルやALCなどの場合は、防水効果の高い塗料を選ぶようにしましょう。
Point4 美観
美観を重視したい場合も、耐久性重視で塗料を選ぶようにしましょう。安価な塗料を用いると数年で劣化し、美観を損ねるからです。
Point5 光熱費の節約
中長期的に光熱費の節約をしたい方におすすめなのが、遮熱塗料です。
遮熱塗料を用いるとお家のなかの温度の上昇を防ぎ快適に過ごせ、クーラーの使用頻度を減らせます。
遮熱効果をより高めるには熱の吸収を反射する白系のカラーを選ぶとより効果が得られます。
Point6 遮熱効果・断熱効果
「家の中が暑い」など暑さでお困りの方は、遮熱効果や断熱効果が高い塗料を選ぶことがおすすめです。
特に屋根は太陽の熱を1日中受けています。
屋根の塗料を遮熱塗料にするだけでも室内の温度は変わってきます。
塗料の特徴と耐久年数
塗料は幅広いバリエーションがあり、それぞれに特徴があります。
家を長期的に保護し、塗り替えメンテナンスにかかる人件費を削減したいならば、総合的に耐久性の高い塗料を選ぶようにしましょう。
素材 | オススメ度 | 耐久年数 | 特徴 |
---|---|---|---|
フッ素 | ★★★★★ | ~15年 | フッ素系塗料は、高層ビルやマンションにも用いられる高品質な塗料です。密着性が高いため、紫外線や雨風などへの対候性が高い点が魅力です。また、親水性があるため、雨などが降ると汚れをきれいに洗い流してくれる効果も期待できます。耐久性重視の方におすすめです。 |
無機系塗料 | ★★★★★ | 12年~18年 | 無機系の塗料は紫外線による劣化を解決するために開発された特殊な塗料です。今ある塗料のほとんどは有機系なので、他とは一線を画する性質をもっている塗料といえます。ケイ素やセラミックなどが主成分で、バツグンの対候性が魅力です。また燃えにくくカビやコケも生えづらいので、耐久性重視の方におすすめです。ただし硬質性なので、モルタルには適しません。 |
光触媒 | ★★★★★ | 15年~ | 汚れがつきにくいセルフクリーニング機能があるため、耐久性重視、長期的な美観重視の方には大変おすすめできます。しかし、硬質性の塗膜なのでモルタル壁の使用は控えるべきです。なお、光触媒の塗料は、比較的新しい塗料なので、カラーバリエーションが豊富ではありません。 |
シリコン | ★★★★★ | 8〜12年 | シリコン系塗料は、もっとも普及している塗料の一つです。フッ素系塗料や無機系塗料に比べると安価なうえ、耐久年数がそこそこあるため、コストパフォーマンス重視の方におすすめしたい塗料です。また、汚れにくいため、掃除・メンテナンスの手間が省けるのも利点です。 |
クリアー | ★★★★★ | ~8年 | クリアー塗装は、窯業系サイディングの外壁材で、外壁材のデザインが気に入っている方におすすめの塗料です。その名の通り、無色透明で顔料が含まれていないので、外壁材の持ち味をそのまま生かすことができる塗料なのです。また、通常は3度塗りを行いますが、クリアー塗装の場合は下塗りと上塗りが同じ材料な為、2度塗りで仕上げな為、コストも抑えることができます。 |
ウレタン | ★★★★★ | 6年~8年 | アクリルに次いでリーズナブルなのがウレタン塗料です。独特の光沢を放つ塗膜を作る塗料なで、ひび割れしやすい建物にもオススメしたい塗料です。ただし、紫外線に弱く、汚れやすいといったデメリットがあります。ここ数年では、使われる機会が減ってきている塗料です。 |
アクリル | ★★★★★ | 3年~5年 | アクリル塗料とは、1950年ごろから製造されている塗料ですが、高品質な塗料の台頭で、あまり使用されていません。魅力はカラーバリエーションの豊富さと圧倒的な安さです。ただし、後発品の「ピュアアクリル塗料」は、耐久性や透明度が高いため、水族館の水槽や飛行機の窓などにも用いられいているくらい対候性が高い塗料です。 |
塗料へのこだわり
私たちは1981年の創業以来、関西近郊のお家に合う耐久性や保護機能性が高い塗料の勉強を現場で勉強してきました。
塗装にかかるコストを削減したい、長期的に美観を維持したい、メンテナンス頻度を減らして「生涯コスト」を削減したいなどといったご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。
お客さまの大切な資産の利益に貢献する優秀な塗料をご提案いたします。
ピックアップ!松岡塗装店で塗り替えした施工実例
外壁、屋上の塗り替え
詳細データ
工期 | 3週間 | 塗装面積 | 280㎡ |
---|---|---|---|
金額 | 220万円 (塗装・足場・コーキング・防水工事) |
使用した塗料 | パーフェクトトップ、パーフェクトフィーラー(日本ペイント) |
想定耐久年数 | 12年 | 塗装のキッカケ | お隣さんのお家を解体したら塗装やコーキングが出来ていない所があり、外壁やコーキングの劣化もあった為、これを機に塗り替えを行いました。 |
お問い合わせ経緯 | 知り合いからの御紹介 | 担当した職人からの 「塗装ワンポイント」 |
雨漏りの心配もされていましたので、屋上・バルコニー・塔屋の防水工事も提案いたしました。 |
現状の外壁・屋根のコンディションや使用されている外壁材を丁寧にチェックし、お客さまのご要望やお困り事を詳しくヒアリングしたうえで、ベストな塗料のご提案を行っています。
「どんなに小さな事でも構いません。」お客さまのご要望をお聞かせください。
お望みを叶えられますよう、情熱を注いでトコトン努力いたします!