家の外壁塗装が剥がれてしまったら?DIYで応急処置ができるか解説

掲載日:2025年01月10日(金)(更新日:2025年4月1日(火))

もしもご自宅の外壁に剥がれが見つかったら、そのまま放置はNGです。可能な限り早めに対処しましょう。塗装業者に依頼して再塗装してもらうのが一番ですが、ご自身で応急処置をすることもできます。

この記事では外壁塗装のプロがDIYでできる外壁剥がれの対処法や外壁の剥がれの原因についてご紹介します。

外壁塗装の剥がれの放置はNG!

そもそも外壁塗装は建物の美観を良くするほかに塗膜で外壁材を保護する目的があって行われます。外壁塗装が剥がれることで雨水が建物内部に侵入する、紫外線で外壁材が劣化するなど、さまざまな弊害が生じるおそれがあります

そのため、外壁の剥がれはいち早く対処しましょう。放置しておくと雨漏りが発生したり建物寿命が縮まってしまったりするリスクがあります。また、日頃から外壁の様子を気にかけておくことも重要です。

外壁塗装の剥がれはDIYで応急処置できる?

外壁塗装業者に補修してもらう間にご自身で外壁塗装の剥がれの応急措置をすることも可能です。以下ではDIYでできる対処法についてご紹介します。なお、剥がれが広範囲に及ぶ場合はすぐに塗装業者に依頼しましょう。

方法1:コーキング材や塗料を使って応急処置。ただし、シリコン系には注意!

外壁塗装の剥がれが見つかった場合は、とにかくその部分に水がかからないようにすることが重要です。外壁塗装用の塗料や外壁材の隙間を埋めるコーキング材はホームセンターで購入できますので、これを使って部分的に塗装する、コーキングを補修するなどの応急処置ができます。

ただし、安価なシリコン系のコーキング材は使用しないでください。これはお風呂場などの水まわりに使うものなので、用途がそもそも異なります。撥水性が高いシリコン系のコーキング材を外壁に使ってしまうと、業者に塗装をしてもらうときに塗料が弾かれてしまいます。また、シリコン系のコーキング材で補修してしまうと、外壁用のコーキング材が付着しづらくなってしまうのです。補修の際にコーキングを剥がす作業からはじめなければならず、工期がかかってしまうおそれもあります。

方法2:養生テープやマスキングテープ・ビニールシートで応急処置

塗装が剥がれている部分を養生テープやマスキングテープ、ビニールシートなどで覆って雨水の侵入を防ぐのも有効な方法です。範囲が狭いのであればテープを貼りましょう。広いのであればシートで覆う必要があるかもしれません。水が入らないよう隙間なくしっかりと剥がれが生じている部分を覆いましょう。

ただし、粘着力が高いテープを使用してしまうと、いざ塗装業者が施工をする際に剥がすときに正常な塗料も剥がれてしまうおそれがあります。養生テープやマスキングテープなど剥がしやすいテープを使ってください。あくまで応急処置なのでこれで十分です。

外壁塗装の剥がれの原因

塗料が剥がれてしまう原因を把握しておくことで、早めのメンテナンスや補修ができ、建物の長寿命化にもつながります。ここからは、そもそもなぜ外壁塗装は剥がれてしまうのかについて見ていきましょう。

経年劣化

外壁は常に風雨や直射日光、紫外線に晒される過酷な環境にあります。そのため、どんな塗料でも経年劣化が発生してしまうのです。一般的な塗料の耐用年数は10年程度、ハイグレードなものでも15~20年程度で再塗装が必要となります

たとえば外壁を触って白い粉が指や手に付着する、新築時と比べて色あせしているという症状が見られたら劣化が進んでいるサインです。仮に塗料が剥がれていなかったとしても、いつ剥がれが生じるかわかりません。また、外壁材を保護する能力も落ちていますので、早めにメンテナンスを検討しましょう。

施工不良

経年劣化のほか施工ミスも外壁塗装の剥がれの原因となり得ます。下塗り材の選択を誤った、正しく塗料が希釈されていない、塗装方法を間違えたなどの原因が考えられます。

新築あるいは前回の塗装から10年未満で剥がれが発生した場合はミスが原因である可能性もあります。特に施工後2~3年以内で外壁塗装が剥がれてしまった場合は施工不良が考えられますので、施工業者に連絡しましょう。保証がついているのであれば無償で補修をしてくれるはずです。

自然災害

日本は台風や地震などの災害が多い国です。たとえば猛烈な雨が当たり続けた、風で飛ばされた物がぶつかった、地震で外壁に強い力が加わったなどの理由で塗膜が剥がれてしまうこともあり得ます

災害が発生した後は特に入念に外壁をチェックしましょう。また、災害によって塗装だけでなくコーキングや外壁材にもダメージが及んでいるおそれもあります。

まとめ

外壁塗装が剥がれたまま放置するのは危険です。剥がれを発見したら極力早めに塗装業者に補修を依頼するとともに、可能な範囲で応急処置を施しましょう。また、10年に1度くらいのペースで定期的に外壁を塗り直せば、塗膜が剥がれて危険な状態になるようなことがないので安心です

外壁の剥がれを見つけたら、再塗装をお考えなら、松岡塗装店にご相談ください。一級塗装技能士や外壁診断士の資格をもつ職人がしっかりと調査をした上で、最適な方法で修繕・塗装いたします。完全自社施工なので、高品質な仕上がりをリーズナブルに実現可能です。調査・お見積りは無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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