家を守るためにも外壁の塗り替えは必須です。ただ、かかる費用などを考えるとどの業者に頼めばいいのか悩んでしまいます。毎年のように必要ではないこともあり、「近所の人が頼んでいたから」「知り合いに紹介されたから」といった選び方をしてしまうことも少なくありません。そこで塗装業者選びでぜひチェックすべきポイントや注意点について詳しくご紹介します。
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塗装業者を料金だけで選ぶと「後悔する」かもしれません
塗装を請け負う塗装業者は全国に多数存在します。実は塗装業は建築業のように建設業許可を得なくても開業が可能なため、「塗装専門」をうたう悪徳業者も残念ながら存在します。そういった悪徳業者に頼むことのないよう、塗装業者を選ぶ際にまずチェックしたいのは、「料金が適正か」「きちんと仕上げてくれるか」「信頼できる業者かどうか」ということです。外壁塗装の費用相場は、塗装の面積によって変わります。また使用する塗料によっても価格は変わってきますので、外壁塗装は価格が分かりにくいといわれています。
一般的に30坪程度の家屋だと、外壁塗装は80万円から100万円程度が相場です。
また屋根の塗装をする場合は、一緒に外壁の塗装もすると130万円程度で済みます。 ただ相場の数字だけを気にしていると、「せっかく塗装してもらったのに雨漏りがする」といったことも起こる可能性があります。価格だけに振り回されないためにも塗装業者を選ぶ際にチェックしたいポイントを見ていきましょう。
Point1大手メーカーだけでなく、地元の業者も調べよう
屋根や外壁の塗装を、家を手掛けたハウスメーカーに依頼するという人もいます。確かに大手メーカーであれば知名度も高く安心ですが、実際に塗装を請け負うのは下請け業者であるため、経験が少ない業者が担当する可能性もあります。 そういった失敗をしないためにもおすすめしたいのが、地元密着型の業者に依頼することです。
外壁は常に外気にさらされていますが、地域ごとに「風が強い」「日差しがきつい」「雨が多い」といった気候の違いがあるため、それに合った塗料を選ぶ必要があります。
地元の環境を熟知している業者に依頼すれば、長持ちする塗装を提案してもらえるので安心です。
Point2有資格の業者を選ぼう
塗装業者には開業の際に必要となる許可や資格が必要ないということを先にご紹介しました。ただ、塗料には危険物もあるため全くの無資格で塗装をする業者に依頼するのは問題です。できれば以下の資格を保有している業者に依頼するのがおすすめです。
・塗装技能士
塗装の技術や知識があることを証明する資格で、3級から1級まであります。
2級は3級の資格がある、もしくは実務経験2年以上で受験可能です。1級は7年の実務経験があることが求められ、合格率が50%と取得がかなり難しい資格となっています。1級の資格保持者が社長や責任者にいれば安心です。
・塗装工事業許可
建設業許可の一つで、5年ごとの更新が必要な国家資格です。
塗装業に関して5年以上の経験や自己資本500万円以上といった条件をクリアしないと取得できません。この許可を持っている業者であれば安心です。
この他、有機溶剤作業主任者や乙4種危険物取扱者といった国家資格、民間資格ですが外壁診断士、外壁劣化診断を取得している業者も判断の目安になります。
松岡塗装店は、国家資格の「1級塗装技能士」ほか長年の経験を積んだ
塗装職人が在籍している塗装店です。
Point3保証がしっかりしている業者に頼もう
外壁塗装は1回すればそれで終わりではありません。塗装の際に破損や雨漏りが見つかり、追加工事が必要になることもあります。また塗装をした後で塗り残しが見つかるということもあるかもしれません。悪徳業者の場合、わざと追加工事をさせて法外な料金を請求するといったこともあるため注意しましょう。
そういった事態に対応してもらえるよう、アフターフォローがある業者を選ぶことも必要です。
保証の内容は業者によって違いがありますが、塗装した後5~10年以内は補修対応をしてくれることがほとんどです。また業者側にミスがあった場合は無料で修理対応してもらえるかどうかもチェックしておきましょう。
松岡塗装店では、3年に1回の定期メンテナンスほか、
使用した塗料によって5年~最長10年の長期保証をおつけしています。
「後悔しない」塗装業者を選ぶために
安くはない費用が必要となる外壁塗装は、信頼できる業者を選べるかどうかにかかっています。さらに大切なのは、「自分で確認し判断する」ことです。悪徳業者は依頼人の知識不足や情報不足をついて契約を結ばせようとします。外壁塗装にはどういった費用が必要なのか、またどういった塗料があるのかといった知識があるだけでも、大きく違ってきます。
塗装をきちんとして長く住みたい、将来的には建て替えをするからできるだけ費用は抑えたい、そういった希望をきちんと受け止めてくれる塗装業者を選ぶことが必要です。自分で納得のいく業者を選び、納得のいく外壁塗装に依頼しましょう。