屋根塗装のキホン!~塗料・工法の知っておくべき基礎知識~

2020年10月22日(木)

屋根塗装は必要?屋根塗装は何年おきにやるべき?

屋根塗装は定期的に行わなければいけません。
再塗装のタイミングの目安は10年。
前回屋根塗装をした年や耐用年数を把握して計画を立てているなら問題はないのですが、
わからないという方は要注意。

知らずしらずのうちに耐用年数を過ぎて屋根が劣化している可能性があります。
そのまま放置しておくと雨漏りなどの問題が発生する危険性も……。

そこで、今回は屋根塗装の基礎知識や注意点を解説します。正しく知って、ご自宅の状況も把握して、信頼できる業者を選びましょう。

屋根塗装に使いたい塗料とは?

屋根塗装の質を左右するのは塗料。
どんなものがあって、どんな効果が得られるのか、 頭に入れておきましょう。

下塗りと上塗り

下塗りは塗装のベースとなります。屋根に直接塗料を塗ることで、水や紫外線から屋根を守る、上塗りの塗料がしっかり定着して剥がれにくくなる、塗りムラが少なくなるなどのメリットがあります。目に見えない部分ですが非常に重要なので、下塗りをしっかりしてくれる業者を選びましょう。

塗料は「プライマー」「シーラー」「フィラー」の3種類があります。
プライマーは塗装面に直接塗る塗料で、サビを発生しにくくする、上塗り塗料を定着させる、塗装面を強化するといった機能があります。シーラーは塗料を吸収しやすい下地に使われる塗料です。フィラーは凹凸がある下地を平らにする働きがある塗料です。塗装面の材質や状態によって塗料を選びます。

上塗りは主に屋根の美観を保つ目的で行われますが、熱を遮断して室温を下げる、汚れを付着しにくくするといった機能をもつ塗料もあります。

油性か水性か?

塗料には油性のものと水性のものがあり、塗料のうすめ液によって決まります。水性塗料はうすめ液に水を使っています。安価で油性塗料のような臭いは気になりませんが、耐久性や艶は油性よりも劣ります。

油性塗料はうすめ液に有機溶剤(シンナー)などを使っています。若干高価で臭いも強いですが、耐久性が高く艶も美しいです。屋根をより長く・美しく保つのであれば、油性塗料がおすすめです。

屋根を長持ちさせるには「遮熱塗料」がおすすめ!

最近、毎年のように酷暑が日本列島を襲います。
これに伴って「遮熱塗料」を選ばれる方も増えてきています。
赤外線を反射する特殊塗料を使うことで暑さを和らげることが可能。
空調効率も上がってエコにもつながります。

<遮熱塗料の効果>
以下の画像は左側が塗装前、右側は遮熱塗料を塗装済みの屋根をサーモグラフィーカメラで写したものです。

効果は一目瞭然。塗装前の屋根は表面温度が37℃近くまで上昇していますが、遮熱塗料は27℃くらいに抑えられています。塗料を変えるだけで10℃くらいの差があるのです。

他の塗料と比べると高価ですが、これからますます暑くなることが考えられるので、遮熱塗料を使う価値は十分あります。

スレート屋根には必須「タスペーサー」とは?

一般的なスレート屋根は屋根材と屋根材の間に重なりがあります。この重なりに適度な隙間がないと雨水が溜まりやすくなり、サビや苔、腐食、雨漏りなど、
数多くの問題を引き起こします。

この隙間を確保するのが「タスペーサー」と呼ばれるプラスチック製の器具です。これを屋根材に挟み込んで隙間を空けることで、雨水が流れるようになって屋根の耐久性をアップさせることができます。

私たちはスレート屋根にはタスペーサーを必ず使うべきだと考えています。しかし、タスペーサーをまったく使わない、あるいは使ったとしても一部のみという業者も存在します。業者選びの際にはタスペーサーを適切に使用しているかどうかも確認してみましょう。

信頼と実績の松岡塗装店にお任せください!

今回は屋根塗装の塗料や工法、タスペーサーなどの基礎知識をお送りしました。今回ご紹介したことを念頭に入れて業者を選んで打ち合わせをすれば、
美しく・長持ちする屋根塗装が実現して、より安心・快適に生活できる住まいになるでしょう。

松岡塗装店は創業35年。屋根塗装についても豊富な実績と経験がございます。耐久性に優れ、お客さまのお住まいがより美しく見えるような塗料をご提案。遮熱塗料にも対応可能。前述のとおり、タスペーサーも標準施工なので安心です。

1級塗装技能士の資格を保有する職人が、『頼んで良かった!と思われる仕上がりと感動』を追求し、心を込めて丁寧に塗装します。

大阪で屋根塗装のことなら、松岡塗装店にお任せください。

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