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外壁のコーキングが劣化!放置してしまうと危険かも…
家の外壁材の隙間を埋めるコーキング。これがひび割れていたら要注意です。雨漏りが発生する、建物にダメージを与えるなど、さまざまな弊害が発生し、放置しておくとお家の寿命が短くなってしまう危険性すらあります。
この記事ではコーキングの修理方法や費用の相場、業者に依頼する際の注意点などをご紹介します。お家の外壁のコーキングにひびが入っていたらすぐに修理しましょう。
コーキングとは?
コーキングの役割
冒頭でもお話したとおり、コーキングは外壁材の間を埋めるものです。外壁材を隙間なくびっしりと並べてしまうと、地震などで建物が揺れた際にぶつかり合ってひびやズレなどが生じます。コーキングはいわば外壁材同士がぶつからないためクッションのような役割です。
また、外壁材同士の隙間あるいは外壁材とその内側にある胴縁との間に水や湿気が入らないようにする役割もあります。コーキングがあることで、雨漏りや建物の腐食なども防ぐことができるのです。ちなみに、コーキングは「シーリング」とも呼ばれます。
コーキングで使用する塗料
コーキングの材料には「アクリル」「シリコン」「変性シリコン」「ポリウレタン」というように、さまざまな種類があります。
アクリルは安価で汎用性がありますが耐久性が低く、3~4年程度で施工し直す必要があります。
シリコンは水を弾く性質があるため防水性と耐久性に優れていますが、それ故に塗料を重ね塗ることができず、使える箇所が限られているのが難点です。10年くらいもちます。
変性シリコンはシリコンと同様に防水性と耐久性が高く、重ね塗りができないというシリコンの弱点を克服し、汎用性も高くなっています。ただし、価格が高いのがデメリットです。
ポリウレタンは柔軟性が高く、汚れにくいという特徴があります。ただし、紫外線に弱いため耐久性は5~10年とシリコン系のものと比較すると若干寿命は短いです。
お家の環境や求める性能、予算などで使うべき塗料は違ってくるので、業者と十分に相談して選びましょう。
コーキングの劣化 こんな状態に注意!
劣化の種類
コーキングの劣化は見るだけでわかります。表面にひびが入っている、少し欠けているのは修理のサイン。放置しておくとそこから破損がどんどん拡がり、防水性も低くなります。コーキングが剥がれ落ちているならすぐに修理しましょう。雨漏りや建物が腐食する危険性大です。
コーキングが劣化している様子
サイディングボードを使用している場合は要注意!
特に外壁材としてサイディングボード(板状の外壁材)を使っている場合は注意しましょう。コーキングが劣化するとボードが浮き上がった状態になってきます。こうなるとコーキングの補修では対処できません。ボード全体を張り替えなければならず、出費もかさんでしまいます。
コーキングの劣化によりサイディングボードが浮いてしまっている例
外壁のコーキング補修方法
増し打ち
古いコーキングの上に新しいコーキング材を塗り重ねる作業です。今あるコーキング材を除去しなくてもいいので、工期や費用を抑えることができます。ただし、もとのコーキングが著しく劣化していると増し打ちでは対処できません。また、表面のコーキングは新しいものでも、下地となるコーキングは古いままなので、耐久性はあまり高くありません。
※場合によってはALCの目地などでは、増し打ちしか出来ない事もあります。
打ち替え
古いコーキング材を全て撤去して新しいコーキング材を施工し直します。増し打ちよりも耐久性は高いですが、その分費用も高くなります。
それぞれの費用は?
松岡塗装店では増し打ちの場合は1メートルあたり500円、打ち替えの場合は800円(厚みや幅にもよる)で施工いたします。
こんな業者に外壁のコーキング補修を頼みたい!
施工写真を撮って、依頼通りの施工をしているかを確認させてくれる業者を選ぶのがおすすめです。「打ち替え」で依頼したにも関わらず「増し打ち」で施工をして作業料金をぼったくる悪徳業者も存在します。コーキングした後は私たちのようなプロでもそれが打ち替えで施工されたのか、増し打ちで施工されたのか見分けがつかないくらいです。
業者を選ぶ際には、まずは施工写真を見せてくれるかどうかを確認してみましょう。仮に対応してくれない場合は、施工現場に足を運んでご自身の目で確かめることが重要です。
施工写真の例
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