外壁・屋根塗装で断熱塗料、遮熱塗料を使うと省エネ・節電ができる?(前編)

2022年08月09日(火)

省エネ 節電ここ最近、毎年夏は尋常じゃない暑さになり、熱中症になってしまう方もいるほどです。そこで今、断熱塗料遮熱塗料への注目度が高まっていて、実際に弊社でもよくお問い合わせをいただき、施工件数も増えています。

今回は断熱・遮熱塗料の基礎知識、効果、費用、用途についてご説明します。興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

断熱塗料と遮熱塗料、どこが違うの?

断熱塗料 遮熱塗料
効果・特長 冬暖かい
外からの熱や冷気を防ぎ、室内の温度を一定に保つ
夏場の気温上昇を防ぐ
太陽光を反射し、屋根や外壁の表面温度を下げる
耐用年数 15~20年 10~20年
施工費用相場(㎡) 屋根:3,500~4,500円
外壁:2,400~3,800円
屋根:2,300~3,500円
外壁:2,000~2,800円
代表的な塗料 ガイナ
キルコート
アステック
シャネツロック
サーモアイSi

断熱塗料は保温効果がある

保温効果断熱塗料と遮熱塗料。よく似ていますが、実はまったく別物です。そもそも熱は熱いところから寒いところに伝わるという性質があります。夏は太陽の強烈な熱が壁や屋根から室内に伝わってくるのです。

断熱は熱が伝わるのを断絶することを指します。夏は外部からの熱を室内に伝えにくくすることで温度の上昇を防ぎ、逆に冬は暖房の熱を外部に漏れないようにすることであたたかさが持続する。一年をとおして快適な室内環境をキープできます。飲み物を温かい状態もしくは冷たい状態を長時間維持できるマホービンをイメージするとわかりやすいです。

一方、遮熱とは熱を遮断することです。強烈な太陽の光を反射することで、室内が暑くなるのを防ぎます。ただし、熱そのものを伝わりにくくする断熱効果は薄いです。そのため、夏場は涼しくて快適な環境をキープできますが、冬場の防寒効果は期待できません。

このような大きな違いがあるので、断熱塗料と遮熱塗料の違いについてはしっかりと理解しておきましょう。

耐用年数と費用

断熱塗料と遮熱塗料は費用や耐用年数にも違いが現れます。断熱塗料の1㎡あたりの施工費用は屋根の場合は3,500~4,500円、外壁が2,400~3,800円です。遮熱塗料は屋根が2,300~3,500円、外壁が2,000~2,800円となります。耐久年数は断熱塗料が15~20年、遮熱塗料が10~20年です。一般的な塗料の耐用年数は8~10年ほどであるのを考えると、どちらも長持ちするのは間違いありません。

遮熱塗料は比較的リーズナブル。断熱塗料は費用が高いですが、その分耐久性も優れています。予算を重視するなら遮熱塗料、性能を重視するなら断熱塗料がおすすめです。

他の省エネ工事に比べて工事費用も節約できる

ほとんどの住宅には熱を伝えにくくする断熱材が壁の中に入っています。しかし、素材によってはあまり効果がない場合もあります。また、経年劣化によって断熱効果が失われるケースも少なくありません。断熱材を再度入れ替えるのは非常に大変です。

断熱塗料であれ遮熱塗料であれ、どちらも外壁や屋根に塗るだけで暑さ対策ができるため、工事費や工事期間も節約できます。

冷暖房費を節約でき環境にも優しい

節電先ほどもご説明したとおり、遮熱塗料を塗装すれば夏場の強烈な暑さが和らぎます。断熱塗料であれば熱が伝わるのを防ぐため、夏は涼しく・冬は暖かい室内環境を維持できます。

快適で過ごしやすい空間にすることができるのはもちろん、空調効率が上がって冷暖房費を節約できるのも大きなメリットです。特に最近は電気代や燃料費が上がっているため、家計支出が大幅に抑えられるかもしれません。また、消費するエネルギーが抑えられれば地球環境の保護にもつながります。

断熱、遮熱塗料が適しているヶ所は?

最上階

一部だけ断熱・遮熱塗料を塗るだけでも、十分に効果が期待できます。熱い空気は上に上昇する性質があるため、夏場は上階にいくほど温度が上がります。たとえば2階や3階など最上階にLDKがある場合、屋根や最上階の外壁に断熱・遮熱塗料を塗装するだけでも大きな違いが感じられるでしょう。

屋根が金属

金属は熱を伝えやすい物質です。金属瓦の場合は、屋根に断熱・遮熱塗料を塗装されるのをおすすめします。

天井が吹き抜け

断熱 遮熱塗料天井が吹き抜けになっている場合はどうしても容積が大きいため冷暖房が効きにくいです。やはり屋根や吹き抜けになっている部分の外壁を断熱・遮熱塗料にすることで、家全体の温度の変化を和らげることができます。このように、温度が上がりやすい箇所への塗装がおすすめです。

塗料は塗る場所に合わせて選ぶ

断熱・遮熱塗料を選ぶ際には、その地域の気候や建物の用途などについても考えてみましょう。本当に必要な場所に・必要な塗料を塗れば、快適な空間が実現できて、コストを抑えることもできます。

たとえば冬に寒くなる地域であればただ熱を遮る遮熱塗料ではなく、熱が伝わりにくくなることで保温効果も得られる断熱塗料のほうがいいかもしれません。夏の暑さ対策を重点的に行いたい、あるいはガレージなど防寒対策の必要がない場合は、遮熱塗料を選べばコストを抑えることができます。

断熱・遮熱塗料は断熱材が入っていない門扉や工場・倉庫の屋根にも塗装が可能なので、こうした場所での暑さ対策にお困りの方にもおすすめです。

断熱・遮熱塗料なら松岡塗装店へご相談ください

断熱・遮熱塗料を選ぶ際には、まずはそれぞれの塗料の特長を知っておく必要があります。そして、建物の構造や暑さ対策をしたい場所、地域の気候など、さまざまなことを考えて塗料を選ぶことが大切です。ただなんとなく断熱・遮熱塗料を塗ってしまうと、コストがかかりすぎてしまったり、期待した効果が得られなかったりといったことにもなりかねません。

一級塗装技能士が在籍する松岡塗装店では各塗料の特性や建物の構造など、塗装に関する知識を熟知しているので、お客さまのご自宅の構造や用途に合わせた塗装が可能です。断熱・遮熱塗料に関しても豊富なバリエーションを扱っており、現地調査を行った上で適切な塗料をご提案し、丁寧に施工します。次の屋根塗装・外壁塗装には断熱・遮熱塗料を使ってみたいと思われている方、塗料選びで迷われている方、暑さ対策や寒さ対策にお困りの方は、ぜひご相談ください。

後編では各塗料の特長や効果についてご紹介しています。こちらをお読みいただければ断熱・遮熱塗料についてしっかりと理解が深められるので、ぜひご覧ください。

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