大切な我が家の維持管理に大きな役割を果たす外壁塗装。
施工を思い立った時に悩むのが色選びではないでしょうか。
せっかく外壁を新しくするのですから、色選びの失敗は避けたいところです。
また汚れや劣化を意識するなら、色あせのしやすさや抑え方も気になります。
この記事では外壁塗装の色選びを成功させるためのポイントについて解説します。
ぜひ色選びの参考にしてください。
目次
外壁塗装の色選びにおけるよくある失敗4選
外壁塗装の色選びにおいて、残念ながら失敗してしまうケースも少なくありません。
塗装の色選びでミスしやすい4つのポイントについて、それぞれ事例を挙げてご紹介します。
①出来上がりの色が、打ち合わせ時のイメージと違う
失敗しがちな例の1つ目は、打ち合わせのイメージと完成した出来上がりとで色のイメージが大幅に異なるということです。
これは最も多い失敗事例と言えるでしょう。
思っていた色と違う外壁塗装になった原因としては、2つのことが想定されます。
まずは顧客と業者のコミュニケーションにすれ違いがあった場合です。
例えば業者にお願いする際に「外壁はグレーでお願いします」とだけ伝えていたとします。
一言でグレーといってもライトからダークまで色のパターンは多岐にわたります。
依頼者と業者はそれぞれ異なる「グレー」をイメージしてしまった可能性があります。
次に「見本でチェックしたのに出来上がりの色がイメージと違う」という場合です。
実はカタログで見るカラーと実際に外壁に塗装する場合では、発色に微妙な差が生じてしまうためです。
②色自体は良いが、汚れが目立ってしまった
外壁塗装の色選びにおけるよくある失敗の2つ目は、「汚れが目立つカラーを選んでしまった」というものです。
お気に入りのカラーでおしゃれな外壁にしたつもりが、かえって汚れが目立ちやすくなってしまうという事例も少なからず存在します。
せっかく外壁塗装をするのだから、派手で鮮やかな色の外壁にしたいとお考えの方もいるかもしれません。
ただしカラーによっては、逆に汚れがくっきりしてしまう場合もあるのです。
差別化を図りたいという利点から、地味な色をあえて避けるという考え方も一理あります。
しかし地味カラーが選ばれるのは、汚れが目立ちにくいなど機能性を重視したチョイスでもあります。
最初は綺麗な色だったとしても、時間の経過と共に汚れ「結局地味な色のほうが良かった」ということになりかねません。
③ドアや屋根との色の相性が悪い
外壁塗装の色合いを決める際、壁の色のみにフォーカスしてしまいがちです。
しかし家の印象は壁だけでなく、ドアや屋根との色の相性によって決まります。
壁の色を重視した結果、ドアや屋根の色合いを無視して決めてしまうと、全体的に色の相性が悪く見栄えが良くない状態になってしまう可能性も。
外壁塗装の色決めでは、壁だけでなくドアや屋根の色合いも見て総合的に判断することをおすすめします。
④街並みとの色の調和が取れていない
外壁塗装の色選びの失敗例の4つ目の要因は、街並みとの色の調和が取れていないという点です。
我が家に合った色合いを熟慮し、結果的に街並みから浮いてしまうケースも多く見受けられます。
街並みの雰囲気を無視して色味を決めてしまうと、自宅だけが悪目立ちしてしまうかもしれません。
トータルで景観を損ねてしまわないよう、周囲の雰囲気や色合いを加味した上で、自分好みの色合いを探すことが大切です。
外壁塗装の色選びで成功するための4つのコツ
外壁塗装の色選びは、我が家の印象を決める大事な要因です。
できる限り失敗は避けたいもの。
外壁塗装の色選びで成功するためにはどのような点に配慮が必要になるのでしょうか。
ここからは成功するためのコツを4つ紹介します。
①落ち着いた色を選択する
色選びで成功するためには、落ち着いた色を選択することです。
我が家ならではのこだわりを意識し、派手で奇抜なカラーや個性的な色を希望する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし落ち着いた色を選んだほうが、総合的にはあかぬけて見える場合も多いのです。
また奇抜なカラーは後々飽きがくる可能性も高くなります。
特に色を選ぶ最初の段階では、自然を引き立たせる色を意識し、自然の色より目立たない色を選ぶことをおすすめします。
もう少しこだわりを出したい場合、落ち着いた色の中でも、親しみやすく抑えめな鮮やかさを意識するのがポイントです。
最終的には、汚れが目立ちにくく、玄関や屋根との調和も考えて色を厳選していくとピッタリのカラーを選ぶことができるはずです。
結局は周りの風景に溶け込み、悪目立ちしないベーシックなカラーが最もしっくりくる色と言えるでしょう。
②街並みや近隣の住宅を見回ってから色を選ぶ
街並みや近隣の住宅を見て回り、溶け込むカラーを選ぶのも色選び成功の秘訣です。
向こう三軒両隣の家の色合いは必見です。
加えて街並みをじっくり散歩しながら、エリアならではの調和やカラーを考えていきましょう。
例えば街歩きをするうち、明らかに浮いている外壁の家や調和の取れていない家を見つける場合もあるでしょう。
周囲となじまないカラーを悪い見本とし、色選びの参考にすることもできるはずです。
③色見本は大きいサイズ(A4ほど)のものを見せてもらう
色選びで成功するための3つ目のコツは、大きいサイズの色見本を見せてもらうことです。
色のイメージは、小さい面積よりも大きい面積で色を見たほうがより明確になります。
大きさとしてはA4サイズ以上を推奨します。
かた色見本を見る時は、必ず屋外で見るようにしましょう。
光の当たり具合によって色が変化する場合も少なくないため、自然光で実際の色を確認することが重要です。
④希望している塗料を塗った建物(現場)を実際に見せてもらう
色選びの成功には、希望しているカラーの塗料を施した建物を実際に見せてもらうことも大きなポイントとなります。
「この色がいいな」と思ったら、実際にその色を塗っている現場に行き、自ら色を確認することが重要になります。
現地では、施工後の経過年数を確認し、汚れや色あせはもちろん、劣化具合、塗りむらや塗料の飛び散り、塗り残しなどをチェックします。
期待耐用年数(塗替え時期の目安)についても確認しておきます。
現場の確認を依頼した場合、快く応じてくれる業者がどうかを知ることもできます。
信頼のおける業者なのかを見極めるポイントとも言えるでしょう。
外壁塗装における正しい色選びの流れとは
外壁塗装における正しい色選びの流れは、まず近所を見て回り地域に溶け込むカラーを知ることからスタートです。
次にさまざまな事例を見て色の雰囲気をつかみます。
希望するカラーをある程度絞ったら、カラーシミュレーションで色のイメージを固めます。
コンピュータグラフィックを用いて建物にカラーを載せるシミュレーションを使えば、色のイメージがわきやすくなります。
最終的には、色見本を見て実際のカラーを確認します。
外壁塗装で色あせしやすい色とは
外壁塗装を行う上で、気になるのが色あせです。
色あせしやすいカラーとして代表的なのがレッド、イエロー、濃いグリーン系です。
これらの色はいくら気に入っていても、塗装して数年過ぎた際に色あせが目立ちはじめ、がっかりするケースが少なくありません。
色あせしやすい色を安易に選んだ結果、数年後に後悔する可能性があるのです。
塗装後もできる限り鮮やかな色を保ちたいのなら、色あせしやすい色は避けるのが無難です。
色あせする原因
外壁の塗装が色あせする原因は経年劣化です。
劣化は紫外線の影響、コケやカビの発生、金属素材の酸化などが大きな要因となります。
また色あせや劣化には施工不良も影響します。
スキルに乏しい業者の場合、部分的な色あせや劣化が発生するケースも。
このような色あせを起こさないためにも、信頼できる業者に依頼することが肝心です。
外壁塗装の色選びから施工、アフターフォローまで一貫して対応できる優良業者を選びましょう。
外壁塗装で人気!長持ちする塗料の色とは?
外壁塗装で人気のカラーは白系、黒系、青系の3系統です。
他の色に比べると顔料の色素が分解されにくく、長持ちしやすいことから支持を集めています。
色あせしにくく人気の白、黒ですが、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
色あせと汚れ双方に強いカラーをご希望なら、青がピッタリです。
白や黒に比べて、汚れが目立ちにくいうえに色あせもしにくい青は、最も長持ちしやすい色とも言えます。
青・白・黒の3色以外では、グレーやベージュ、ブラウン系の色も色あせと汚れに強く長持ちするカラーです。
落ち着いた色味であるグレーやベージュ、ブラウンは、外壁塗装に使用してもなじみやすく、おすすめのカラーです。
【まとめ】色選びから施工、アフターフォローまで外壁塗装を成功させるなら松岡工務店
外壁塗装の色選びは難しく、コツを押さえて慎重に進める必要があります。
「好きな色だから」と選んだ色であっても、色あせや劣化などで後悔する可能性もあるからです。
だからこそ、成功させるためには色選びのアドバイスを行ってくれる信頼できる業者にお願いするのがベストです。
松岡塗装店は1981年の創業以来、大阪エリアを中心に地域密着型の施工をモットーとしております。
完全自社施工で営業段階から施工、アフターフォローまで全ての工程で代表の松岡が関わることで充実したサービス内容と価格破壊を実現。
これまで多くのお客様と厚い信頼関係を築いて参りました。
色選びに迷っている方や、外壁塗装を検討されている方はぜひ私たちにお任せください。
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