【注意】雨漏りは塗装だけでは直らない!?屋根塗装の本来の役割とは?

2023年07月20日(木)

屋根塗装をすれば雨漏りは直る……こんな話を聞いたことはありませんか?実はそれは間違いです。雨漏りは塗装だけで解決できるものではありません。ではなぜ屋根塗装を行うのでしょうか?雨漏りした際にはどうすればいいのでしょうか?

この記事では屋根塗装の必要性や雨漏りを直す方法についてご説明します。そろそろ屋根塗装を考えられている方、雨漏りにお困りの方必見です。

【その業者危険かも】雨漏りは塗装だけでは根本的に解決しない!

雨漏りを修理業者に相談して「塗装をすれば直りますよ」などとアドバイスされた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、残念ながら塗装だけで雨漏りが改善されることはほとんどないのです。調査もせず「塗装さえしておけば大丈夫!」と断言するような業者には注意しましょう

そもそも雨漏りは屋根材などに破損が発生し、そこから雨水が建物の内部に侵入することで起こります。確かに屋根塗装には屋根材を保護して雨漏りを防ぐ効果があります。しかし、屋根材自体が破損してしまえば塗装だけで食い止めるのは不可能です。

逆にいえば多少塗料が色褪せてしまったからといって雨漏りが直ちに発生するわけでもありません。

よくある屋根塗装だけでは直らない雨漏りの原因3選

屋根塗装だけでは直せない雨漏りが発生した場合、屋根はどのような状態になっているのでしょうか?ここからは雨漏りの3つの原因についてご紹介します。

①塗装よりも下側や内側に問題がある場合

塗装よりも下側・内側に問題が発生しているケースが挙げられます。屋根材の塗装面は建物の一番外側に位置します。塗装と建物の間には湿気や熱の侵入を防ぐための構造体があって、これが劣化している場合、あるいは破損してしまっている場合は、屋根塗装だけでは雨漏りを直すことはできません。防湿材や断熱材の修理・交換が必要となります。

②塗装を行う場所以外にも雨漏りの原因が存在する場合

雨漏りが発生する箇所は屋根だけではありません。窓サッシやベランダなどから雨水が侵入してくるケースもあります。これらの箇所で雨漏りが発生している場合、当然のことながらその箇所を補修しないと雨漏りは改善できません。

大切なのは雨漏りが発生している箇所を突き止めることです。散水調査やサーモグラフィ調査など、専用機材を用いて精密に調査されることをおすすめします。

③塗装時の施工不良

雨漏りが発生する原因として施工不良も挙げられます。屋根を塗装する際には「縁切り」という、屋根材同士の隙間に塗料が入り込むのを防ぐための工程があります。これが不十分であったり、そもそも縁切り工程を省略していたりした場合、塗料が屋根材の隙間に詰まって雨水の排出ができなくなり、やがて雨漏りが発生してしまうおそれが高くなるのです。

特にDIYで雨漏りを修理されたお客様に多い事例です。補修に失敗してしまうと、それをもう一度直す手間がかかってしまいますので、よほど自信がある方以外は、何もせずにプロに任せられることをおすすめします。

塗装で雨漏りが直る場合とは

繰り返しになりますが、塗装だけをしても基本的に雨漏りが直ることはありません。しかし、その一方で雨漏りが改善できるケースがあるのも事実です。

たとえば外壁に亀裂が入ったことで雨漏りが発生している場合などでは、塗料でひびや割れを覆ってしまえば、雨漏りを止めることはできます。しかし、これは一時的な処置にしか過ぎません。外壁材の損傷を修理できているわけではないので、塗装が劣化してしまうと再び雨漏りしてしまいます。また、塗装の下で損傷が広がってしまえば、雨漏りはさらにひどくなってしまうのです。

建物を長持ちさせるためには、「塗装だけで雨漏りが直せる」という考え方は捨てましょう。正しく原因を突き止め、正しい処置をすることが大切です

屋根塗装の本来の役割

屋根塗装には本来「屋根材を保護する」「美観を保持する」「遮熱やセルフクリーニングなどの機能を加える」という3つの役割があります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

屋根材を保護する

屋根塗装には屋根材を保護するという役割があります。屋根材にはさまざまな種類があり、それらがすべて雨に強いわけではありません。たとえばもっともメジャーなスレートやセメントといった素材にはもともと水を弾く能力がなく、雨水が染み込んでしまいます。屋根材に塗装を施すことで、水の侵入やそれによる劣化を防ぐことができるのです。

また、ガルバリウム鋼板などの金属屋根の場合、表面がむき出しになっているとすぐに錆びてしまいますが、塗装すればそれを防ぐことができます。

屋根は常に紫外線や雨にさらされる場所ですが、塗装によって劣化を遅らせることができ、雨漏りの防止につながるのです

美観を保持する

建物の重要な要素の一つとして美観が挙げられます。いくら高機能な家でも、住心地がいい家でも、見た目が汚れていたり古ぼけていたりしては日々の生活に活力が生まれません。

屋根の塗装が劣化していると水や汚れを弾く力が弱くなり、すぐに汚れが目立ってしまいます。ツヤがなくなったり色褪せてしまったりしてみすぼらしい見た目になり、苔やカビも発生しやすくなります。

屋根塗装を行うことで、美しい外観に戻すことができます

その他、遮熱やセルフクリーニング機能などの付随効果

たとえば遮熱機能がある塗料を使えば、日光の反射率が高くなるので屋根の表面温度が下がり、室内の温度上昇を若干防ぐことができるので、快適な空間や省エネにつながります。セルフクリーニング機能がある塗料を使えば、付着した汚れを雨水で洗い流す効果があるため、屋根の美観を長持ちさせることが可能です。

このように、機能性塗料を屋根に塗装することで、屋根材に本来備わっていない機能を付随することができます

雨漏りを直すために必要な施工とは?

雨漏りがするということは、建物に何らかの理由で雨水が侵入する隙間が生じているということになります。そのため、根本的に修繕するとなると、この隙間を埋める必要があります。雨漏りの原因となる隙間が生じやすい部分として、外壁材同士の継ぎ目、窓サッシ、屋根の水切り板金などが挙げられます。そして、これらに隙間ができる原因として多いのは「シーリング」の劣化です。古いシーリングを剥がし、新しいシーリングを充填することで、雨漏りが改善できる可能性があります。

また、外壁や屋根に発生した大きなひび割れや欠けも典型的な雨漏りの原因です。この場合は古い屋根材を新しいものに取り替える部分交換が必要となります。

【結論:業者選び】雨漏り修理で最も注意するべきこととは?

冒頭でも触れたとおり、「屋根塗装で雨漏りは直ります!」と断言する業者は思いのほか多いです。こうした言葉を鵜呑みにして依頼した結果、雨漏りが直るどころが余計に悪化してしまった、一時的に改善されたけどまた再発したという事例は数多くあります。雨漏りを修理するのであれば業者選びを慎重に行なうべきです。

業者選びのコツや優良業者の共通点はこちらの記事で詳しくご説明していますので、ぜひ参考にしてください。

【まとめ】雨漏りの修理・屋根塗装なら松岡塗装店にお任せください!

屋根塗装だけで雨漏りを直すことはできません。どこから雨漏りをしているのか?なぜ雨漏りをしているのか?雨漏りが発生している箇所と原因を正確に突き止め、正しく対処する必要があります

雨漏りの修理なら業界30年の実績をもつ松岡塗装店にお任せください。代表が責任をもって現地調査や聞き取りをさせていただき、正しい雨漏りの原因を究明し、一軒一軒丁寧に作業いたします。完全自社施工なので、費用もリーズナブル。引き継ぎなどもないので、スムーズに施工が進みます。

まずは現地調査だけでも問題ありません。雨漏りでお困りの方、色褪せが気になりそろそろ屋根塗装や外壁塗装を考えられている方は、ぜひご相談ください。

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