【2024年4月】大阪市での外壁塗装工事に助成金は下りる?最新動向の解説と注意喚起

2024年03月29日(金)

外壁塗装の施工にあたり、助成金の活用を検討している方もいるかもしれません。自治体によっては一定の条件のもと工事を行うことで、助成金が使える場合もあります。では、大阪市で外壁塗装をする際は助成金が使えるのでしょうか?大阪市にお住まいで外壁塗装をお考えの方に向け、助成金に関する情報をお伝えします。

大阪市には外壁塗装の助成金はあるのか?

大阪市において2024年4月現在、外壁塗装を行う際の助成金はありません。また大阪府でも同様に、外壁塗装に関する助成金は実施されていないのが現状です。

外壁塗装単体では助成金は使用不可

大阪市の場合、耐震工事などの名目で行うリフォーム関連の助成金はあります。ただし、「外壁塗装」のみ、単体での目的に活用できる助成金ではありません。つまり「外壁塗装工事で助成金が使える」「外壁塗装工事で助成金が下りる」などの釣り言葉は誤りです。こういった文言を目にした場合は注意が必要になります。

大阪市で下りる助成金の種類と内容

それでは大阪市ではどのような助成金制度が活用できるのでしょうか。大阪市で下りる助成金の種類と内容を紹介します。改めて「外壁塗装単体」での助成金では無い点をお断りしておきます。またあくまで一部のご紹介となりますので、詳細は各自治体HPなどでご確認することを推奨します。

民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度

大阪市では、「地震に強い安全なまちづくり」を掲げ、民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度を実施しています。「令和7年における民間住宅の耐震化率95%」との数字目標のもと、耐震診断・耐震改修設計・耐震改修工事・耐震除却工事などにかかる費用の一部を補助する制度です。

ただし、外壁改修工事や屋根改修工事だけを行う場合は、制度の対象外と明記されています。一方、耐震性を向上させるための壁補強工事と同時に施工される外壁のひび割れ補修や屋根の軽量化については、補助対象となるケースもあるということです。

次の条件に当てはまる方が申請できます。

・大阪市内にある民間戸建住宅等の建物所有者
・建物所有者の配偶者または一親等以内の親族(親・子)
・建物を取得し自ら居住しようとする方

「大阪市内にある民間住宅であること」を前提とし、補助にあたってさまざまな条件も定められています。主な補助条件については大阪市HPの民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度をご確認ください。

大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業

大阪市では、ファミリー層の市内居住の促進や民間賃貸住宅ストックの有効活用を目的とした改修工事費用の補助も実施しています。民間賃貸住宅・マンションオーナー向けの制度である「大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業」です。

子育て世帯入居に向けてのリフォーム・耐震工事で活用できる助成金ですが、外壁改修工事や屋根改修工事だけを行う場合は利用できません。この助成金の補助要件は、厳格に定められています。そもそも「対象建物・対象住宅の要件」「改修工事の要件」「改修工事後の管理の要件」をすべて満たさなければ申請できません。そのうちのひとつ、「改修工事の要件」についても、「どんな改良・改修工事を行うのか」についてこと細かに設定されています。

 

詳しい内容は大阪市のHP大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業に掲載されています。まずは自分の物件が補助金の対象となるかどうかを確認することをおすすめします。

全国共通のリフォーム関連助成金制度

次に大阪市を含め、全国で活用できるリフォーム関連の助成金情報を紹介します。 こちらも大阪市と同じく、外壁塗装工事のみでの利用はできません。また紹介する助成金はあくまで一部です。詳しくは管轄の省庁などでの確認をお願いします。

省エネ目的のリフォーム

エネルギー消費を軽減し、快適に暮らせる住まいを実現する「省エネ」目的の工事について、国は積極的な支援を行っています。大阪市をはじめ、全国で省エネのためのリフォームを進めるため、断熱材や次世代省エネ建築材を活用した改修工事、太陽光発電による自家発電システムの構築するためのリフォーム工事などを推進しているのです。こちらの子育てエコホーム支援事業2024年キャンペーンサイトにより詳しい内容が記載されています。

省エネのための住宅改修の場合、断熱目的の外壁塗装工事であれば助成金も使えます。ただし、断熱機能の高い外壁塗料を用いた工事でなければならないなど、厳密な条件が定められているのも特徴です。断熱・遮熱性など機能性の高い代表的な外壁塗料としては次の2つが挙げられます。

日進産業「ガイナ」

東日本塗料「断熱コートEX」

例えば日進産業「ガイナ」は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)でもその技術が活用されるなど高い断熱性能が有名です。より詳しい性能を知りたい方は、外壁・屋根塗装で断熱塗料、遮熱塗料を使うと省エネ・節電ができる?(後編)をご覧ください。

助成金なしで外壁塗装費用を抑える方法

助成金を活用するには、さまざまな条件を満たす必要があることがわかりました。そこで最後に、助成金を使わずとも外壁塗装費用を抑えることができる方法についてまとめました。大阪市で外壁塗装工事をお考えの方はぜひ参考にしてください。

リフォームローンを使う

外壁塗装の費用負担を抑えるなら、リフォームローンの活用も一案です。一度に多額の費用負担が発生することがないため、計画的にコツコツと返済したい方におすすめです。また手元に資金がないため、外壁塗装工事を先延ばしにしている場合もあるでしょう。しかし工事を先延ばしにすることで、より劣化が進み、費用負担も増える可能性もあります。リフォームローンを使えば、適切な時期に外壁塗装工事を行うことができます。

弊社でもリフォームローンを扱ってますので、お気軽にご相談ください。

火災保険を使う

台風などの自然災害によって被害を受け、補修や外壁塗装を行う必要が出てきた場合は火災保険が適用できるかもしれません。一方、経年劣化によると判断されれば適用が難しくなる可能性も。

加えて火災保険が適用できるかどうかを判断するのは、ご自身が加入する保険会社です。工事を行う塗装業者ではないことに注意しましょう。

また保険の種類によっても適用の可否、補償内容に違いがあります。「火災保険が使えるかどうか」「保険適用の可否」については保険会社に直接確認することが重要です。

助成金が使えると謳った悪質業者にご注意ください!

大阪府、大阪市では経年劣化などによる外壁塗装工事単体での助成金利用はできません。ですから、 「助成金が使える」という釣り言葉自体が間違っているわけです。このような文言で工事を勧めてくる業者は注意が必要です。

助成金は予算の関係などもあり、常に情報は変わります。詳しい内容や最新情報は、都度大阪市HP 金銭的支援関連情報をチェックすることが大切です。助成金については、大阪府から各市町村へと給付されるという事情があります。より詳細な内容を知りたい場合は、お住まいの各市町村のHPを確認後、窓口に問い合わせるといいでしょう。

【まとめ】外壁塗装は松岡塗装店にお任せください!

松岡塗装店は、大阪エリアをメインに地域密着型の工務店としてお客様に納得いただける完全自社施工のサービスをご提供しています。「地元の塗装屋」として丁寧な施工を心がけ、リーズナブルかつ安心できる施工に努めています。大阪市内の外壁塗装に関してのご相談なら、松岡塗装店までお任せください!

  |