店舗の顔ともいえる軒先テント。時間が経つと色あせや汚れ、ロゴの劣化などが目立ち、外観が古びて見えてしまいます。「張り替えとなると費用が高いし、どうしたらいいのか…」と迷っていませんか?そこでおすすめなのが、テント塗装(塗り替え)。張り替えより手軽に、短期間で店舗の印象を大きくリフレッシュできます。
この記事では「テント塗装」と「張り替え」の違いや選び方、プロによる塗装の流れ・実例まで徹底解説。テントを見違えるように蘇らせましょう。
目次
店舗テント塗装とは?張り替えとの違いと役割
店舗の入口や軒先にあるテント(オーニング)は、お店の見た目だけでなく、清潔感やイメージにも大きく関わります。一方で、日差しや雨、排気ガスなどに晒されているため想像以上に劣化しやすく、メンテナンスが欠かせません。
テントの劣化対策といえば「張り替え」を連想しがちですが、塗り替え(テント塗装)という方法も注目されています。塗り替えなら、費用と工期を抑えつつ、見た目や耐久性を改善可能です。
まずは、塗装の役割や張り替えとの違いを整理し、その後に目的・効果・使い分け・塗り替えが適した状態について詳しく見ていきましょう。
テント塗装の目的と効果
テント塗装の主な目的は、見た目の改善と耐久性の向上です。店舗テントは常に紫外線や雨、排気ガス、油煙などの影響を受けやすく、色あせや汚れがすぐに目立つようになります。特にロゴや店名のカッティングシートが劣化すると、お店の印象を損ねる要因にもなりかねません。
生地そのものがまだしっかりしていれば、塗装による「塗り替え」で美観と機能を回復することが可能です。油汚れやカビを落としてから専用塗料でコーティングするため、耐候性が向上して劣化の進行も抑制するため、美しい外観が長持ちします。ロゴ部分の再施工にも対応でき、ブランドイメージを維持できます。
さらに、短期間(最短1日)で施工が完了するので、営業への影響も最小限。コスト・時間・見た目の総合的なバランスが取れているのも、テント塗装の大きなメリットです。
張り替えとの使い分け
「塗り替え」と「張り替え」はどちらが優れているというものではなく、用途・タイミングで選ぶべきです。「塗り替え」は主に“延命・見た目改善”が目的で、テント生地自体に大きな損傷がなければ十分な効果を得られます。一方「張り替え」は、“新品同様に戻す”場合や、素材・構造自体を刷新したい場合に最適です。
状態診断・予算・今後のリニューアル計画などによって、どちらを選ぶべきかが変わります。美観回復や応急措置なら塗り替え、長期の耐久性や大幅なデザイン変更を希望する場合は張り替えが適しています。
塗り替えが向いているテントの状態
以下に当てはまるのであれば、塗り替えでも十分な効果が得られるはずです。
- 生地に破れや大きな損傷がないこと
- 色あせや汚れ、ロゴの劣化が主な悩み
- 生地の強度が十分に残っている
テントの生地がまだ使えるような状態であれば、塗装のみで美観と耐久性の大幅な回復が期待でき、コストや工期も抑えられます。特に「まずは見た目だけでも整えたい」「開業直後で費用を抑えたい」「リニューアルまでのつなぎにしたい」など、短期間で外観を改善したい方には最適です。
一方で、生地に破れ・大きな傷・著しい劣化がある場合は、張り替えを検討しましょう。まずはプロに相談し、状態を正確に診断してもらうことをおすすめします。
塗り替えと張り替え、どちらを選んだらいい?
「テントが古く見えてきたけれど、塗り替えと張り替えのどちらがいいのか分からない…」「費用も見た目も気になるし、どう選べばいい?」と迷われている店舗オーナー様は少なくありません。
ここからは、それぞれのメリット・デメリットや判断基準を詳しく解説。ご自身のお店に合った選択ができるよう、分かりやすくご案内します。
塗り替えvs.張り替えのメリット・デメリット比較
塗り替えと張り替えの違いを下表にまとめました。
| 比較項目 | 塗り替え | 張り替え |
|---|---|---|
| 費用相場 | 約10万円〜(テントの大きさ・汚れ具合で変動) | 約30〜40万円〜(素材・サイズ・ロゴ加工で変動) |
| 作業期間 | 基本1日で完了 ※油汚れが多い場合は+半日〜1日 |
数日〜1週間程度(採寸・生地制作・取付作業を含む) |
| 仕上がり | 色あせ・汚れが改善し、見た目が大きく向上 | 新品同様の仕上がり。生地の張りも復活 |
| 耐久性 | 数年程度(生地の状態に依存) | 新品のため耐久性が高い |
| 対応できる状態 | 生地の破れがない、強度が残っている場合 | 生地が破れている、下地が劣化している場合 |
| ロゴ対応 | 既存ロゴを剥がして再施工、または上から塗装後に貼り直し | 新しいロゴデザインに変更しやすい |
| メリット | 費用を抑えられる 短期間で改善できる 開業初期でも選びやすい |
新品同様にリフレッシュ 耐久性が高い デザイン変更が自由 |
| デメリット | 生地の状態によっては対応不可 耐久性は張り替えに劣る |
費用がより高額 作業日数を要する |
塗り替えはコスト・スピードを重視する場合に、張り替えは耐久性・仕上がりを求める場合に適しています。ただし、前述のとおり塗り替えはテントの生地がしっかりしていることが前提となります。生地がボロボロだと、張り替えを選択せざるを得ない場合もあります。
張り替え前に塗り替えを検討すべきケース
このような場合には、まず塗り替えを検討してみましょう。
- まだテントの生地がしっかりしている
- 開業間もなく、なるべく予算を抑えたい
- 営業を止めずに手早く見た目だけ整えたい
- 数年後のリニューアルを予定している
- とりあえず今のロゴだけ消して、新しいデザインは後からゆっくり考えたい
テント塗装なら10万円前後で済む場合も多く、工期も最短1日です。また、ロゴ部分を剥がしたり、上から塗装して後から貼り直したりする対応が可能です。
売上が安定してきたら改めて張り替えを……という段階的なリニューアル戦略にも適しています。
張り替えをおすすめするケース
塗り替えでは対応が難しい状態・要望には張り替えが最適です。特に以下のような場合は張り替えを検討しましょう。
- 生地が破れている、または大きな損傷がある
- 下地(フレームや接合部)が劣化している
- 生地の張りが完全に失われ、たるみ・歪みが目立つ
- 店名やロゴ、キャッチフレーズを大幅に変更したい
- テント生地が塗装に適さない特殊素材でできている
- 10年以上使用し、全体的に劣化が進んでいる
このようなケースでは、張り替えで新品同様の仕上がりと耐久性を確保できます。
プロが行う店舗テント塗装の工程
テント塗装は“ただ色を塗るだけ”ではありません。美しく長持ちさせるためには、下地調整から塗装・仕上げまでの各工程が非常に重要です。特に店舗用テントは油汚れや排気ガス、日差しの影響が強く、下処理の出来が仕上がりを左右します。

以上のような手順を経ることで、仕上がりがよく、色持ち・ツヤ・美観が長持ちするようになります。専用塗料や素材判定、ロゴ再施工など専門知識も求められるため、経験豊富なプロに依頼するのが安心です。
以下では、各工程をさらに詳しく紹介します。
①脱脂作業(油汚れの徹底除去)
テント塗装でもっとも重要な下処理が「脱脂作業」です。飲食店のテントは油煙・排気ガス・雨だれ・ホコリが付着しやすく、表面には目に見えない油膜が広がっています。この油膜が残ったまま塗装すると塗料の密着不良やムラ、早期の剥離や縮みにつながるため、徹底的な脱脂が不可欠なのです。
プロは専用の脱脂剤やクリーナーを使い、テント表面を丁寧に洗浄。ロゴ周辺や縫い目など汚れの溜まりやすい部分も入念に処理し、場合によっては追加洗浄も実施します。
仕上がりの良し悪しは、脱脂の出来に大きく左右されるため、「ただ洗うだけ」ではないプロの技術が生きる工程です。
②下地確認とロゴ部分の処理
下地確認では、テント生地にひび割れ・硬化・破れ・下地劣化がないか丁寧に調べます。生地が弱っていれば塗装は長持ちしないため、塗り替えの可否判断もここで行います。汚れ・油膜・カビが残っていれば追加洗浄や下処理を行い、完璧な塗装前準備を徹底します。
ロゴ部分の処理は、現状のロゴを剥がす・研磨する・上から塗りつぶすなど状態に合わせて最適な方法を選択。特にロゴの縁は汚れが溜まりやすいので、密着不良を防ぐために特に入念な処理が必要です。
再ロゴ施工の場合は塗装後に新しいカッティングシートを貼るなどの流れになります。素材やロゴの種類ごとに適切な処理が異なるため、この工程もプロの判断と経験が不可欠です。
③専用塗料での塗装
店舗テント塗装には、適切な塗料の選択が不可欠です。テントはPVC・アクリル・キャンバスなどさまざまな素材で作られており、それらに適した塗料を選ばないと密着不良や剥がれ、縮みのリスクが高まります。
一般的には紫外線・雨風・排気ガスに強く、発色と耐久性を両立できる大同塗料「テントカラー」や大橋塗料「テントアート」など、屋外用の専用塗料が使われることが多いです。
プロは下地処理後、素材ごとに塗料の希釈率や塗り重ね回数、塗装方法(ローラー・刷毛・スプレーなど)を細かく調整し、均一でムラのない仕上がりを実現します。専用塗料の適切な選定と施工で、美しく長持ちする塗膜を実現できるのです。
④乾燥・仕上げ
塗料は、十分な乾燥時間を確保することで塗膜が安定し、発色やツヤ、耐久性が大きく向上します。乾燥が不十分だと、指触れ跡やムラ、早期の塗膜剥離が起こるため、天候や湿度を考慮して慎重に管理します。
仕上げでは、塗りムラ・塗り残し・気泡・ロゴ部分の境目などを入念にチェック。必要に応じて部分補修塗りも実施し、均一で美しい外観に仕上げます。
さらに、生地の張り具合や全体の状態も最終チェックし、問題がないかを細かく確認してから完了です。プロによる丁寧な乾燥と仕上げが、テント塗装の完成度と持ちを大きく左右します。
実例紹介:塗り替えただけでこんなに変わります!
「本当に塗り替えでここまで変わるの?」と半信半疑の方もいらっしゃるかもしれません。実際に松岡塗装店で施工したテント塗装の事例をご紹介します。
事例1:前店舗の店名を消すために再塗装
前の店舗の店名が残っていました。
水洗い後、カッティングシートを剥がして丁寧に塗装し、オーナー様のご要望どおりの仕上がりになりました。
Before施工前
After施工後事例2:色あせしたテントをイメージチェンジ
色あせていたグリーンのテント。専用塗料で赤く、鮮やかな色にリニューアル。このように塗り替えだけで「新しいお店」のような印象へ生まれ変わることも可能です。
Before施工前
After施工後まとめ
店舗テントの塗装(塗り替え)は、手軽で短期間に外観を美しくリフレッシュできる方法として店舗オーナー様から注目されています。生地の状態や予算、タイミングに応じて「塗り替え」と「張り替え」を賢く使い分ければ、費用も営業への影響も最小限に抑えられます。
松岡塗装店なら、テントの状態診断から最適なメンテナンス提案、塗装・張り替えまで一貫サポート。経験豊富な職人による丁寧な仕事で、あなたの店舗の印象アップをお手伝いします。迷ったときには、ぜひお気軽にご相談ください。










