【モデルパターンを解説!】30坪の家の外壁塗装の相場は?

2022年02月06日(日)

外壁塗装を検討する際にやっぱり気になるのは費用のこと。
「実際に自分の家を外壁塗装したらいくらかかるのか?」「どれくらいの費用になるのか知りたい」……という方も少なくないかと思います。

今回は見積もり前に外壁塗装の大まかな費用を計算する方法を実例も交えてお伝えします。
チェックすべき費用の内訳や見積もり時の注意点なども解説しますので、業者選びの際にはぜひ参考にしてください。

全国の戸建て住宅の面積は平均30~40坪

基本的に外壁塗装の費用は面積に比例し、広ければ広いほど費用も高くなります。
まずはご自宅の面積を把握しておきましょう。

2020年度住宅面積

出典:住宅金融支援機構「2020年度フラット35利用者調査」
https://www.jhf.go.jp/files/400357456.pdf

日本の一般的な戸建住宅の面積は30~40坪です。新築住宅か建売住宅か中古住宅かによって若干異なりますが、多くのお家はだいたいこの範囲で収まります。

また、塗装費用を算出する際に用いる単位は「㎡(平方メートル。平米とも呼ばれる)」です。
1坪は1辺がおよそ畳2枚分に相当する6尺の正方形の面積を指し、約3.30㎡に相当します。

坪数と面積から外壁塗装のおおよその相場がわかる

ご自宅の坪数と面積がわかれば外壁塗装のおおよその費用相場がわかります。
たとえば30坪は99㎡(30×3.3)です。

ただし、ここで1つ問題が発生します。
住宅の面積は延べ床面積で表されることが多いため、実際に塗装する面積と異なる場合があるのです。
建物の形状や開口部の面積、外壁の高さ、出っ張り、付帯物の有無など、さまざまな要素で塗装面積は決まってきます。

実際に現場で塗装作業をしてみたら試算以上に塗装が必要な面積が広く、塗料が足りない・追加費用がかかるといった問題が発生する可能性が高いため、あらかじめ延べ床面積よりも塗装面積が大きくなることを折り込んで考えなければなりません。
そこで、費用を算出する際には「塗装係数」と呼ばれる数値を掛け合わせて計算します。

坪数ごとのおおよその費用相場を下表にまとめました。

坪数 塗装面積 費用相場 屋根塗装追加 左記費用

・材料費(全体の約20%程度)
・足場代(全体の約20%程度)
・人件費(全体の約30%程度)
・その他運営費(全体の約30%程度)
20坪 79.2㎡ 約40~90万円 70万~110万円
30坪 118.8㎡ 約60~100万円 80万~120万円
40坪 158.4㎡ 約80~130万円 100万~140万円
50坪 198.0㎡ 約90~160万円 120万~180万円
60坪 237.6㎡ 約120~200万円 150万~200万円

※1坪=3.3㎡で計算
※係数を1.2で計算
※小数点以下を四捨五入

塗装費用には材料費、足場代、人件費などのさまざまな費用が含まれています。
詳細については後述します。また、可能であれば外壁塗装と同じタイミングで屋根塗装もされるのがおすすめです。
それぞれ別で行うと足場をその都度組まなければいけません。
同時に依頼すると料金は追加でかかってしまいますが、1回で済ませることで足場代も節約できるため、トータルの費用は抑えることができます。

外壁塗装の費用は使う塗料によっても大きく異なります。
塗料別の費用相場についてはこちらのページをご覧ください。塗料の特徴や耐用年数などの詳しい情報はこちらのページに記載しております。

30坪の家の外壁塗装モデルパターンは約62万円!

以上のような事柄をふまえ、実際に外壁塗装のモデルパターンを作成してみました。
住宅面積は30坪(119㎡)、もっともスタンダードなシリコン系塗料を用いて外壁塗装を行った場合、およそ62万円となります。

内訳 足場代 高圧洗浄 養生 飛散防止ネット シーリング 塗装代 廃棄物処理など 合計
単価 700円 300円 300円 100円 700円 3,000円 20,000円(一式)
合計 83,300円 35,700円 35,700円 11,900円 83,300円 357,000円 20,000円 626,900円

先ほどもご説明したとおり、建物の形状などによって費用は変動しますので、あくまで目安として捉えていただければ幸いです。
また、塗装料金を左右する大きな要素は塗料です。
シリコン系塗料よりも高機能で耐用年数が長い塗料(フッ素系や無機系など)を選択した場合は高価になり、逆に安価な塗料(クリアー系やウレタン系)を選択すれば安くなります。

各費用の内訳について

実は外壁塗装には塗料だけでなくさまざまな費用がかかり、それらをトータルにしたものが塗装料金となります。
先ほども費用を表にまとめていますが、以下で詳しく見ていきましょう。

足場代

外壁塗装を行う際には職人が作業をするための足場が必要となり、塗装前に鉄パイプや足場板で建物の周りに足場を組みます。
その建設費用も外壁塗装費用の大きな部分を占めます。
なお、外壁塗装と屋根塗装を同時に行えば足場代を節約することが可能です。

高圧洗浄

塗料を下地に塗る前には劣化した塗料や汚れ、コケ、カビを落とすために高圧洗浄を行わなければいけません。
高圧洗浄を行うことで塗料の乗りが良くなり、美しい仕上がりと耐久性が実現できます。
塗装面積で費用が決まります。

養生

養生は建具や付帯物、車など、塗料が付着して困るものをシートやテープで覆う作業です。
養生する面積や材料によって決まります。

飛散防止ネット

その名のとおり塗料あるいは高圧洗浄の水の飛散を防ぐためのネットで、建物の周りを覆います。
こちらは建物の面積によって異なります。

シーリング

シーリングとは外壁材の隙間を埋めるパテのようなものです。
「コーキング」とも呼ばれます。
建物の内部に水が侵入するのを防ぐ重要な役割があります。
特に築年数が経っていてシーリングにひび割れなどが発生していると、外壁塗装の際に補修が必要となります。
補修範囲やシーリングの劣化具合によって費用は変わります。

下地補修

外壁塗装において下地とは塗料を塗る前の外壁材のことを指します。
やはり下地にひび割れや剥がれ、錆(金属の場合)などが発生していると雨水が建物の内部に侵入するおそれがあるため補修が必要となります。
こちらも面積や下地の損傷度合いによって費用が変動します。

外壁塗装の見積書はここをチェック!

以上のように外壁塗装費用の大まかな計算方法をご紹介しましたが、実際に外壁塗装を検討される際には業者に見積もりを依頼して比較することが大切です。
複数業者を見比べることで相場観もわかってきます。

加えて見積書を見ることでその業者が良心的なのかそうでないかも、ある程度見破ることも可能です。
上記のように住宅の面積によって費用は変動します。
また、塗装料金にはさまざまな内訳があり、それぞれ単価が決まっているはずです。
にも関わらず、具体的な面積や内訳、単価が書かれていない、「塗装費用一式」だけ記載されているような業者は注意が必要です。
内訳を明かさず、お客さまにわからないようにして料金を上乗せしてぼったくるという手口はよくあります。

見積書には外壁塗装料金の内訳が書かれていて、必ずそれぞれの金額が明確になっているかを確認しましょう。
また、少しでも不明確な部分があれば、質問してみることも大切です。

大阪の外壁塗装は明朗会計な松岡塗装店へ

松岡塗装店は現地調査でしっかりと建物の面積や状態などを確認した上で見積もりをお出しします。
もちろん、内訳もすべてお伝えし、「何に、いくらかかるのか?」を明確にしているのでご安心ください。
自社施工なので中間マージンもかからないため、費用を抑えることも可能です。

塗装作業は国家資格・1級塗装技能士の有資格者、塗装業界トップクラスの職人が建物に合わせてていねいに・心を込めて行いますので、美しい仕上がりをお約束します。
アフターフォローも充実。
3年に1回の定期メンテナンス、5~10年の長期保証をお付けしております。

まずは無料現地調査・見積もりだけでも構いません。
大阪で外壁塗装をお考えなら、松岡塗装店にお任せください。

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