塗装専門店と大手ハウスメーカーはどう違う?メリット、デメリットを徹底解説!

2021年07月26日(月)

外壁塗装や屋根塗装は大手ハウスメーカー地元の塗装専門店のどちらかに依頼することになると思います。いずれも一長一短あり、どちらに頼んだら正解ということはありません。ご自身に合ったほうを選ぶことが大切です。今回は大手ハウスメーカー、塗装専門店それぞれのメリット・デメリットを解説しますので、外壁塗装を依頼する際の参考にしてください。

大手ハウスメーカーの外壁塗装のメリットは?

まずは大手ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する利点について見ていきましょう。

建築したメーカーの場合、家のデータがある

建築したメーカーの場合、家のデータがある特にご自宅を建てたハウスメーカーに依頼する場合は建築当時の図面やデータを使って外壁塗装を行うことができます。建築時期や外壁材の種類、塗装が必要な面積、付帯物の材質などがわかるため、建築を担当してくれた営業担当者もしくは支店などの窓口に依頼すれば、スムーズかつ適切な塗装作業が可能となります。また、ハウスメーカーによっては営業担当者やアフターメンテナンスの担当者が、外壁塗装が必要なタイミングになったら教えてくれることもあります。

ただし、建築を担当していないハウスメーカーや工務店に依頼した場合は当然ながら家のデータを使うことはできませんので、新規で問い合わせをして現地調査などをしてもらう必要が出てきます。その場合はあまり上記のようなメリットを感じられないでしょう。

塗装以外の工事も依頼できる

ハウスメーカーは住まいのあらゆる悩みに対応できます。外壁塗装はもちろん補修やメンテナンス、屋根塗装、あるいは古くなった設備の入れ替えやリフォームなども受け付けてくれます。

外壁の塗装が劣化するくらいの時期、つまり住みだして10年くらい経過したくらいのタイミングになると、他の箇所もメンテナンスが必要になってきます。外壁塗装以外にも住まいに関する悩み事があれば相談することができます。安心して住み続けるために、住まいに異常がないかどうか点検を受けてみるのもおすすめです。

保証・安心感がある

保証・安心感大手ハウスメーカーはアフターメンテナンスにも力を入れています。前述のとおり、外壁塗装が必要なタイミングになったら教えてくれる場合もあり、建築後の定期点検やメンテナンス時に外壁が劣化していたら再塗装をするよう提案してくれます。こうしたメーカーであれば適切なタイミングで外壁塗装ができ、建物の劣化などを防ぐことができます。また、万が一施工不良があってすぐに塗装が剥げてしまったり、外壁が損傷してしまったりした場合には保証制度を使うことも可能です。

ただしアフターメンテナンスや保証が受けられるのはそのメーカーで建てた場合に限られるので注意が必要です。

また、やはり大手ならではの安心感があります。施工者の技術や塗料などの質にバラツキがないので、失敗するリスクは低いです。

大手ハウスメーカーの外壁塗装のデメリットは?

以上のように大手ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するメリットはさまざまありますが、デメリットがないわけではありません。特に大きい要素は費用です。ハウスメーカーに外壁塗装を依頼した場合、地元の塗装専門店に依頼するよりも料金が20~40%ほど割高なってしまう傾向があります。

大手ハウスメーカーの外壁塗装が高い理由

大手ハウスメーカーの外壁塗装費用が高くなってしまうのには以下の3つのような理由が挙げられます。

中間マージンの上乗せ

大手ハウスメーカーの外壁塗装が高い理由大手ハウスメーカーではほとんどの場合、施工は下請け業者に外注します。もちろん、ハウスメーカーも利益を上げなければならず、外注や施工管理などの手間がかかるため、お客さまが支払う施工料金に中間マージンが上乗せされるのです。メーカーによって割合は異なりますが、マージンがある分だけ自社施工をしている塗装専門店に直接依頼するよりも割高になってしまいます。

結局下請けに出すのであれば、直接業者に外壁塗装を依頼したほうが、同じクオリティで安く施工できるということにもなりかねません。

ハウスメーカー推奨の塗料や工法の使用

ハウスメーカーやその下請け業者は使う塗料や工法が指定されているケースがほとんどです。仕上がりや品質にバラツキがないというメリットはありますが、他に仕上がりが良くなる工法があったとしてもそれを選択できない、塗料によるコストダウンをできないというデメリットもあります。また、あえてオーバースペックで高価な塗料や利益率が高い塗料を指定することで利益を得ようとするメーカーもあります。

もちろん、すべてのハウスメーカーがそうとは限りませんが、中にはぼったくりまがいのことを行う業者も存在しますので、注意が必要です。

広告宣伝費の上乗せ

大手ハウスメーカーは大々的にテレビCMを放映する、新聞や雑誌に広告を掲載する、モデルハウスを次々に建てる、イベントを開催するなど、さまざまな宣伝活動を行っています。もちろん、会社の知名度を上げて顧客を獲得しないと企業は存続できないので、当然といえば当然です。しかし、CMの制作や放映、広告の掲載、モデルハウスの建築には多額の費用がかかります。そして、そういった広告宣伝費はお客さまが支払う料金に上乗せされるのです。

こうした事情があるため、大手ハウスメーカーの外壁塗装料金はどうしても直接塗装専門店に依頼するよりも高額になってしまうのです。もちろん、ハウスメーカーに依頼するメリットもたくさんあるのですが、こうした裏事情も把握しておきましょう。

実際に施工するのは下請け業者

先程もご説明したとおり、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼しても、実際に作業を行うのは下請け業者であるケースがほとんどです。もちろん元請けであるハウスメーカーの品質基準やルールに従って施工してくれるので品質のバラツキは少ないのですが、それでも仕上がりは業者によって多少異なります。地元の塗装専門店に依頼したほうがよかったというケースも少なからずあるものです。ハウスメーカーのほうが安心感は高いですが、“絶対”ではないことを念頭に置いておきましょう。

また、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼した場合は「営業・窓口→施工管理→下請け業者」というフローで指示が伝えられます。直接塗装専門店に依頼するよりも工期がかかったり、問い合わせや要望に対して回答に時間がかかったりすることもあり得ます。特に作業後に不具合が発覚したケースなどは対応に遅れが出る可能性があることも考慮しておきましょう。

ハウスメーカーの長期保証に注意

ハウスメーカーを選ぶ利点として保証を挙げましたが、それに関しても注意が必要です。「10年保証」「20年保証」という文言を見ると、「なにかあったときに無償で対応してくれるんだ」と思いがちです。しかし、住宅の場合は条件を満たさないと保証が効かない場合があります。

保証書をよく見てみると「10年毎に行う定期診断を受け続けていること。そしてその結果、工事が必要と判断された時に、その部分の耐久性維持のための有償工事を受けていること。」という条件が記されていることが多いです。つまり、メーカーが行う定期点検をしっかりと受けて、なおかつ言うとおりに有償の補修工事などを行わなければ、保証の対象にはならないということなのです。保証を継続させるために高額な補修工事やリフォーム工事をさせる会社も存在します。

そもそも、外壁塗装が必要になったとしても、保証に入っていればタダで作業をしてもらえるわけではありませんので、注意が必要です。

塗装専門店の外壁塗装のメリットは?

大手ハウスメーカー以外の外壁塗装の依頼先として挙げられるのが地域の塗装専門店です。特に大きなメリットとして費用の安さが挙げられます。

塗装専門店の外壁塗装が安い理由

塗装専門店の外壁塗装のメリット前述のとおり、大手ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すると中間マージンや広告宣伝費が上乗せされるため、どうしても料金が割高になってしまいます。塗装専門店の場合は自社の職人が直接施工を行うので、中間マージンはかかりません。宣伝活動も大手企業と比べるとそれほど大々的に行っていないため、料金が安い傾向にあります。

それに加えて使う塗料や工法の縛りもないため、コストパフォーマンスが高い塗料の採用や作業効率化によるコストダウンも可能です。

地元密着ならではの良さ

塗装専門店に外壁塗装を依頼するメリットは料金だけではありません。地元企業ならではの利点があります。

対応がスピーディ

大手ハウスメーカーに外壁塗装を依頼してもすぐに対応してくれることはまれです。営業や窓口から施工管理スタッフや外注業者に手配をしなければいけないため、少なくとも数日はかかります。作業完了まで数週間~数ヶ月かかるケースも少なくありません。

地元の業者であれば依頼先と作業者が同じな上、距離も近いため、すぐに駆けつけてくれるという安心感があります。契約から作業開始までスピーディに対応できるのも強みです。特に外壁の塗装が剥げてしまっていたり、ひび割れてしまったりしている場合は雨漏りや腐食など建物に深刻なダメージが及んでいる危険性が高く、早めに対処しなければいけません。塗装専門店であれば状況に応じて柔軟に対応してくれます。

地域の気候風土に合わせてもらえる

地域の気候風土に合わせてもらえるたとえば日差しが強くて暑さが厳しい沖縄と、雪が降って寒い北海道では、適切な工法や塗料は異なります。地元の塗装専門店であれば、その地域の気候や風土に合わせた外壁塗装が実現します。

同じ都道府県内であっても、エリアによって若干違ってきます。たとえば、大阪府内でも泉南地域などの沿岸部は塩害による錆に強い塗料を使う必要があります。東大阪や守口、吹田などの工業地帯では粉塵や排ガスなどで外壁が劣化しやすい環境であることを考慮しなければいけません。このように、地域に合わせて作業をしてくれるのも地元の業者ならではです。

塗装専門店の外壁塗装のデメリットは?

大手ハウスメーカーとはまた異なるメリットが多数ある塗装専門店ですが、以下のようなデメリットもありますので、念頭において業者を選びましょう。

良い業者を自分で探すのは意外に難しい

地元密着の塗装専門店はどうしても会社や職人によって仕上がりにバラツキが出てしまいます。ものすごく仕上がりが美しく品質が高い施工をしてくれる業者もあれば、その逆も然りです。

知名度も低いためネットの口コミなどの情報が見つからないケースが大多数です。特に個人で営んでいる業者などはホームページもない可能性があります。そうなると家族や親族、近所の人に評判を聞くか、それでもわからなければ一か八か頼んでみる他ありません。

自分の都合に合わせて作業をしてくれる、質がいい外壁塗装をしてくれる塗装専門店を選ぶことは簡単なことではありません。

工期の融通が利かない場合がある

中小規模の塗装専門店は自社で施工を行いますのでフットワークが軽く、柔軟な対応をしてくれる傾向がありますが、場合によっては希望通りに施工してもらえない場合があります。

少人数で運営しているので特に繁忙期は作業を断られたり工期が延びたりする可能性があります。職人の技術力が足りなかったり、扱っている塗料のバリエーションが少なかったりすると、対応できる施工の幅も狭くなります。

小規模な塗装専門店だからといって、必ずしも柔軟に対応してくれるとも限りません。特に急ぎの場合や工期を短くしたい場合は、大手ハウスメーカーであれ地元の塗装専門店であれ、スケジュールを逆算して依頼するようにしましょう。

保証が不安

地域の塗装専門店には保証制度を設けていないところも数多くあります。そうした業者に依頼してしまった場合、塗装直後に万が一ミスや不具合が見つかっても泣き寝入りということになりかねません。

また、中小企業はどうしても大手企業と比べると倒産や廃業のリスクが高くなります。不具合が見つかったときや、再度外壁塗装を依頼したいときに、施工をしてくれた塗装専門店がすでに廃業してしまっていたというケースも少なくありません。

外部から経営状態を判断するのは難しく、先のこともわかりませんが、少なくとも保証内容は確認した上で業者を選ばれることをおすすめします。

松岡塗装店にお問い合わせください

松岡塗装店にお問い合わせください冒頭でも解説したとおり、大手ハウスメーカー、地元の塗装専門店、いずれもメリット・デメリットがあり、どちらが正解ということはありません。ご自身に合ったほうを選びましょう。

松岡塗装店は大阪の地域密着型の塗装専門店です。一級塗装技能士資格を保有する職人による自社施工を行うので、高品質な外壁塗装をリーズナブルな価格で実現します。

3年~最長10年の保証書をおつけしますので、万が一お引渡し後に不備が見つかった場合には完全無償で修理いたします。加えて3年に1回の定期点検も実施しているので安心です。

街の塗装専門店の価格の安さやフットワークの軽さはそのままに、大手ハウスメーカーなみの安心を感じていただけます。大阪で外壁塗装をお考えなら、松岡塗装店にご相談ください。

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