マイホームを建てて数年が経つと、外壁や屋根などのメンテナンスが気になり始めます。特に外壁は、建物の美観や耐久性に直結するため、塗装を検討する方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ外壁塗装について調べてみると、塗料の種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も少なくありません。さらに、施工費用や塗料の持ちも気になるところです。
この記事では、初めて外壁塗装を検討する方に向けて、2025年現在の塗料トレンドや選び方のポイント、そして人気の塗料の特徴や価格・耐久性の比較まで、わかりやすく解説します。
目次
外壁塗料のトレンドと選ばれる理由【2025年版】
外壁塗料の選び方は、ここ数年で大きく変化しています。
2025年現在では、耐久性・機能性・コストのバランスに優れた塗料が注目され、従来の定番だった塗料から新技術を活かした製品へと人気が移りつつあります。さらに、補助金制度や暮らしのニーズの変化も塗料選びに影響を与えています。
この章では、検索ランキングや制度の背景、技術革新などから、今選ばれている塗料の理由をひも解いていきましょう。
検索ランキングから見る人気塗料の傾向
2025年現在、外壁塗料の選び方は「性能×価格×耐久性」のバランスが重視される傾向にあります。
Google検索ランキングや施工実績をもとにした人気ランキングでは、ラジカル制御型シリコン塗料が圧倒的な支持を集めています。
以下は、検索数・施工数・専門家評価を総合した人気塗料の種類別ランキングです。
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| 順位 | 塗料の種類 | 人気の理由・特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | ラジカル制御型シリコン塗料 | コスパと耐久性に優れ、チョーキング現象を抑制 |
| 2位 | 無機塗料(有機無機複合塗料) | 高耐久・防汚性でメンテナンスコストを抑えられる |
| 3位 | フッ素塗料 | 高性能塗料だが、原材料高騰で供給も需要も低下傾向 |
| 4位 | シリコン塗料(従来型) | 価格と性能のバランスが良く、根強い人気 |
| 5位 | ラジカル制御型アクリル塗料 | コスト重視層に支持される高耐久アクリル塗料 |
補助金・助成制度が塗料選びに影響する理由
外壁塗料の選び方には、国や自治体の補助金・助成制度が大きく影響します。特に遮熱・断熱などの機能性塗料は、制度の対象となることが多く、選ばれる理由のひとつになっています。
2025年現在、国や関西圏の自治体では、省エネ・長寿命化を目的とした外壁塗装への支援制度が複数存在します。
以下は外壁塗装工事に関する主な制度です。
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| 制度名 | 地域・省庁 | 対象 | 補助内容 | 情報詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 国土交通省 | 耐久性・省エネ・子育て対応改修 | 最大250万円(条件により300万円) | https://r07.choki-reform.mlit.go.jp/ |
| 既存住宅における断熱リフォーム支援事業 | 環境省・経産省・国交省 | 断熱性能15%以上向上する改修 | 戸建:最大120万円、集合住宅:最大15〜20万円 | https://www.env.go.jp/content/000309015.pdf |
| 住宅リフォーム助成事業など(例:泉佐野市) | 大阪府(市町村別) | 外壁塗装・断熱・空き家改修など | 工事費の10%〜2/3(上限5万〜100万円) | 大阪府の各市町村役所・役場のサイトもしくは窓口 |
| 地域住宅改修支援事業など(例:神戸市・姫路市) | 兵庫県(市町村別) | 省エネ・断熱・空き家改修など | 工事費の1/2〜2/3(上限10万〜50万円) | 兵庫県の各市町村役所・役場のサイトもしくは窓口 |
| 街なみ修景助成事業など(例:宮津市・久御山町・和束町) | 京都府(市町村別) | 景観修景・三世代同居住宅改修など | 上限10万〜30万円(条件により異なる) | 京都府の各市町村役所・役場のサイトもしくは窓口 |
| 住宅改修支援制度など(例:生駒市・橿原市) | 奈良県(市町村別) | 省エネ・断熱・空き家改修など | 上限10万〜50万円(年度により変動) | 奈良県の各市町村役所・役場のサイトもしくは窓口 |
| 住宅リフォーム助成など(例:和歌山市・田辺市) | 和歌山県(市町村別) | 外壁塗装・断熱・景観改善など | 上限10万〜40万円(自治体により異なる) | 和歌山県の各市町村役所・役場のサイトもしくは窓口 |
※自治体の制度は年度・予算により変更されるため、申請前に各市町村の公式サイトで最新情報をご確認ください。
技術革新と暮らしのニーズが塗料選びを変える
近年の外壁塗料は、耐久性だけでなく快適性・環境性能を兼ね備えた「多機能型」へと進化しています。遮熱・断熱・防汚・セルフクリーニングなどの技術革新が、暮らしのニーズとともに塗料選びを大きく変えています。
たとえば、遮熱塗料は屋根表面温度を最大20℃下げる効果があり、冷房費の削減に貢献します。光触媒塗料は雨水で汚れを分解・洗浄し、美観を長期間維持。さらに、ラジカル制御型塗料は紫外線による劣化(チョーキング現象)を抑える技術で、耐久性とコストパフォーマンスの両立を実現しています。
こうした技術革新は、住宅の省エネ意識の高まりとも連動しています。国土交通省の「住宅市場動向調査」では、住宅選びで重要視するポイントのトップ3に省エネ性能が入っており、環境省の「断熱リフォーム支援事業」の制度から、断熱・遮熱性能を重視する傾向が年々強まっていることが示されています。
※出典:国土交通省「住生活に関する意識調査の結果概要」より「豊かな住生活の実現のために、住宅に関して重視すること」
塗料の種類を紹介する前に!外壁塗装の塗料の選び方
外壁塗装を検討する際、まず悩むのが「どの塗料を選べばいいのか」という点です。
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ価格・耐久性・機能性・見た目などに違いがあります。ご自宅の環境やライフスタイル、予算に合わせて選ぶことで、満足度の高い塗装につながります。
この章では、塗料の種類を紹介する前に、選び方のポイントを3つの視点からわかりやすく解説します。
①費用対効果で選ぶ
外壁塗装では「できるだけ費用を抑えたい」と考える方も多いですが、塗料は価格だけで選ぶのではなく、耐用年数とのバランス=費用対効果を意識することが大切です。
塗料の種類によっては、初期費用に数十万円の差が出ることもありますが、耐久性が低い塗料を選ぶと、短期間で再塗装が必要になり、結果的にコストがかさむケースもあります。
たとえば、築30年以上の住宅で長期的なメンテナンスを減らしたい場合は「無機塗料」、今後の住み替え予定が未定なら「ラジカル制御型塗料」がコストパフォーマンスに優れた選択肢です。価格と耐久性の両面から、将来を見据えた塗料選びを心がけましょう。
②機能性で選ぶ(遮熱・断熱・防汚・防音など)
外壁塗料には、遮熱・断熱・防汚・防音など、暮らしを快適にする機能を備えた製品が多数あります。たとえば遮熱・断熱塗料を選べば、夏の暑さや冬の寒さを軽減し、冷暖房費の節約にもつながる省エネ効果が期待できます。また、光触媒塗料は雨水で汚れを分解・洗浄するセルフクリーニング機能を持ち、美観を長く保てるのが特長です。
こうした機能性塗料は、目的に応じて選ぶことで満足度の高い塗装につながります。重視したい機能がある場合は、事前に施工業者へ相談しておくと安心です。ただし、高機能塗料は一般的な塗料よりも1㎡あたり数百円〜2,000円ほど割高になることがあるため、予算とのバランスも考慮しましょう。
③仕上がりの色や艶で選ぶ
外壁塗装に使われる塗料は、製品ごとに色のバリエーションや艶(光沢)の度合いが異なります。好みの色や艶感で選ぶのも大切な視点のひとつです。
基本的には、施工業者に希望を伝えれば、理想に近い色味や艶感の塗料を提案してもらえます。ご自身で調べる場合は、気になる塗料名で検索してカラーバリエーションを確認したり、施工事例から使用塗料をチェックするのも有効です。
ただし、見た目だけでなく機能面にも注目しましょう。たとえば「艶あり塗料」は撥水性が高く、汚れが付きにくい傾向があります。選んだ塗料が美観だけでなく、耐久性や防汚性などの機能も備えているかを確認することが、後悔しない塗装につながります。
初めて外壁塗装を行う方必見!おすすめの外壁塗装塗料8選
初めて外壁塗装を検討する方に向けて、2025年現在の主流塗料8種類をわかりやすく一覧でご紹介します。
それぞれの塗料には、価格・耐久性・機能性に違いがあり、住まいの条件やライフスタイルに合わせた選び方が重要です。

ラジカル制御型塗料
近年、外壁塗装の分野で急速に注目を集めているのが「ラジカル制御型塗料」です。この塗料は、紫外線によって発生するラジカルという劣化因子を抑えることができ、塗膜の劣化やチョーキング現象(外壁表面に白い粉が出る現象)を防ぐ効果があります。
ラジカルは、塗料に含まれる酸化チタンが紫外線に反応して発生するもので、塗料の樹脂を破壊してしまう原因になります。ラジカル制御型塗料はこの反応を抑えることで、外壁の美観と耐久性を長く保つことができるのです。
シリコン塗料よりも耐用年数が長く、価格も比較的手頃なため、「性能とコストのバランスが良い塗料」として2025年現在、非常に人気が高まっています。
詳しく知りたい方は、【ラジカル制御型塗料の全てが分かる】他塗料との違いからメリット・デメリットまで徹底解説をご覧ください。
シリコン塗料
シリコン塗料は、外壁塗装の定番として長年支持されている塗料です。高い防汚性能と10〜13年程度の耐久性を備えながら、比較的リーズナブルな価格で施工できるため、「価格と性能のバランスが良い塗料」として2025年現在も根強い人気があります。
商品ラインアップが豊富で、色や艶の選択肢も広く、自分の好みに合った製品を選びやすいのも魅力のひとつです。多数の施工実績があるため、初めての外壁塗装でも安心して選べる塗料として重宝されています。
ただし、製品によっては耐用年数が短いものもあるため、選定時にはメーカーやグレードをしっかり確認することが大切です。「失敗したくない」「信頼性を重視したい」「自分に合った塗料を選びたい」という方におすすめの選択肢です。
無機塗料
無機塗料は、有機物をほとんど含まない無機成分で構成された塗料で、紫外線による劣化を受けにくく、圧倒的な耐久性(約20〜25年)を誇ります。そのため、塗り替えの頻度を減らしたい方や、長期的なメンテナンスコストを抑えたい方に選ばれています。
また、無機成分の特性により、カビやコケの発生を抑制し、燃えにくいという安全性も兼ね備えているのが魅力です。近年では、環境性能や防汚性の高さが評価され、戸建て住宅だけでなく公共施設や大型建築でも採用が増えています。
ただし、すべての素材や部位に施工できるわけではなく、他の塗料との併用やメンテナンス周期の調整が必要になる場合もあります。そのため、初期費用は高めですが、「長持ちする塗料を選びたい」「カビや汚れに悩まされたくない」という方には、トータルで見てコストパフォーマンスの高い選択肢です。
遮熱・断熱塗料
遮熱塗料・断熱塗料は、暑い夏や寒い冬の室内環境を快適に保つための機能性塗料として、近年ますます注目を集めています。どちらも太陽光や外気温の影響を抑える効果がありますが、仕組みは異なります。
遮熱塗料は太陽光を反射して熱の侵入を防ぐため、夏の室温上昇を抑えるのに効果的です。一方、断熱塗料は熱の伝導を遮断する働きがあり、夏は外の熱を遮り、冬は室内の暖気を逃がしにくくするというメリットがあります。
耐用年数はどちらも比較的長く、断熱塗料のほうが価格は高めですが、省エネ効果や補助金制度の対象になることもあり、2025年現在では「光熱費を抑えたい層」からの支持が高まっています。
遮熱・断熱塗料の種類や効果の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください
光触媒塗料
光触媒塗料は、紫外線に反応して外壁の汚れを分解する「セルフクリーニング機能」を備えた高機能塗料です。排気ガスやチリなどの汚れを分解し、雨水で自然に洗い流すことができるため、日常的なメンテナンスの手間を大幅に軽減できるのが大きな魅力です。
また、超親水性により水となじみやすく、汚れが浮き上がりやすい特性も持っています。近年では、抗菌・空気浄化作用などの付加機能が進化し、美観維持だけでなく環境性能にも優れた塗料として注目度が高まっています。
ただし、光が当たらない場所では効果が発揮されにくく、価格も比較的高めです。「外壁を長持ちさせたい」「汚れにくさを重視したい」という方には、長期的なコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
詳しくは光触媒塗料とは?特徴や外壁塗装に用いるメリット・デメリットがまる分かりをご覧ください。
フッ素塗料
フッ素塗料は、紫外線や雨風に強く、耐候性・撥水性に優れた高性能塗料です。塗膜の劣化が少なく、15〜20年という長い耐用年数を誇るため、頻繁な塗り替えが難しいビルやマンション、公共施設などで広く採用されてきました。実際に、スカイツリーや明石海峡大橋などにも使用されており、その耐久性の高さは実績が証明しています。
しかし近年、コロナ禍による原料価格の高騰や供給網の混乱により、フッ素塗料を製造するメーカーが減少。市場全体で供給量が落ち込み、価格も上昇傾向にあります。その結果、需要も一時的に低下し、「高性能だが手が届きにくい塗料」という位置づけになりつつあります。
さらに、同価格帯でより長寿命な無機塗料やラジカル制御型塗料が登場したことで、フッ素塗料ならではの独自性はやや薄れつつあります。それでも、「長期的なコスト抑制」「信頼性の高い実績」を重視する方には、今なお有力な選択肢です。
ウレタン塗料
ウレタン塗料は、柔軟性と密着性に優れた塗料で、非常に伸びが良く、独特の光沢と艶感を持つのが特徴です。木部や雨どいなどの細かな部位にも塗りやすく、施工性の高さが評価されています。1㎡あたり1,800〜2,500円と比較的安価で、初期費用を抑えたい方にとっては魅力的な選択肢です。
ただし、耐久性は8種の塗料の中でも短めで、7〜10年程度とされています。そのため、長期的なコストパフォーマンスを重視する場合には不向きな面もあります。
「10年以内に住み替え予定がある」「初期費用を抑えたい」「付帯部の塗装を丁寧に仕上げたい」という方には、ウレタン塗料が適しています。また、仕上がりの艶や個性を重視する方にもおすすめできる塗料です。
アクリル塗料
アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とした塗料で、20年以上前に登場した比較的古いタイプの塗料です。ウレタン塗料が高価だった時代には、発色の良さと手頃な価格から広く使われていました。アクリル樹脂は家電やプラスチック製品にも使われる素材で、扱いやすさに定評があります。
現在では、ウレタンやシリコンなどの高機能塗料の価格が下がり、外壁塗装リフォームではアクリル塗料の使用は減少傾向にあります。ただし、新築住宅などでは、建材の伸縮によるクラック(ひび割れ)の可能性があるため、初期コストを抑える目的で一時的にアクリル塗料を使うケースもあります。
1㎡あたり1,000〜1,500円と非常に安価ですが、耐用年数は5〜8年と短め。「とにかく初期費用を抑えたい」「短期間だけ美観を整えたい」という方には適しています。また、扱いやすさから、DIYで外壁塗装に挑戦したい方にもおすすめの塗料です。
【まとめ】初めての外壁塗装でも松岡塗装店なら安心!
外壁塗装に使われる塗料は種類が豊富で、それぞれに特徴や価格、耐久性が異なります。初めての塗装工事では「どの塗料を選べばいいのか」「どの業者に頼めば安心か」と迷う方も多いでしょう。
松岡塗装店は1981年創業以来、大阪エリアを中心に地域密着型で塗装一筋。完全自社施工にこだわり、現場調査から仕上げ、アフターフォローまで一貫して対応しています。お客様のご要望に丁寧に耳を傾け、納得感のある提案と施工品質をお届けすることを何よりも大切にしています。
特に当店には、国家資格である「1級塗装技能士」を多数擁しており、技術力・知識・施工精度のすべてにおいて業界トップクラス。1級技能士は、7年以上の実務経験と学科・実技試験を突破した職人だけが取得できる資格であり、「塗装のプロフェッショナル」として国から認められた証です。
そのため、どんな現場でも美しく、長持ちする仕上がりを実現できるのが松岡塗装店の強み。「外壁塗装で失敗したくない」「信頼できる職人に任せたい」という方にこそ、選んでいただきたい塗装店です。
外壁塗装をご検討中の方は、どんな小さな疑問でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。あなたの住まいに最適な塗料と施工プランをご提案いたします。
初めての外壁塗装でも、松岡塗装店なら「技術力」と「安心感」でしっかりサポート。1級塗装技能士による高品質な施工が、長く美しく住まいを守ります。

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