外壁の塗装は長期間にわたって雨風や直射日光にさらされるため、どうしても劣化してしまいます。しかし、劣化を放置していると雨漏りやシロアリ被害、腐食などが発生し、建物に大きなダメージが及ぶことにもなりかねません。また、同様にコーキングの劣化も放置しておくのは危険です。
この記事では外壁の劣化を心配されている方、外壁の塗り直しを検討されている方のために、外壁やコーキングが劣化しているかどうかを見分けるサインや適切なメンテナンスの方法についてご紹介します。
目次
外壁塗装が劣化している5つのサインと症状
実は外壁塗装が劣化しているかどうかはご自身である程度確認することができます。ぜひ一度チェックしてみて、その後も定期的に外壁の状態を確認してみましょう。以下のような5つの症状が見られた場合は外壁の劣化が進んでいる可能性が高いため、早めに外壁の再塗装を検討されることをおすすめします。
劣化サイン1:色あせや変色
まずは外壁の見た目からチェックしていきましょう。以前と比べて色があせてきた、変色してきた、くすんできたといった変化が見られたら劣化が始まっている可能性があります。外壁塗装の塗料は長い間雨風や紫外線にさらされ続けることで変色してしまうのです。外壁の色あせや変色は比較的初期段階で見られます。
劣化サイン2:チョーキング
色あせや変色が確認されたら外壁を手で触ってみましょう。指や手のひらに白い粉が付着したら外壁の塗装が劣化しているサインです。塗装から間もない外壁にはこのような症状は現れません、しかし、外壁塗装の塗膜は劣化すると粉状になってしまい、こうした現象をチョーキングといいます。
劣化サイン3:クラック
外壁にクラックと呼ばれる細長いひび割れがないかも確認しましょう。外壁塗装の塗膜の硬化や地震、振動、物がぶつかったときの衝撃などによって、こうしたひびが生じることがあります。このクラックから雨水が侵入することで、建物にダメージがおよぶ危険性もあります。特に髪の毛よりも太いひび割れが生じている場合、雨水が侵入しやすくなりますので、早めの対応が必要です。
劣化サイン4:剥がれ
塗膜が剥がれ落ちているというのは非常に危険な症状です。そもそも外壁塗装は塗膜で外壁を保護する目的で行われますが、クラックや損傷が拡がって塗膜が剥がれ落ちることがあります。塗膜が剥がれているということは、その部分は外壁材がむき出しになり保護されていないということになるので、速やかに再塗装を検討しましょう。
劣化サイン5:カビやサビの発生
外壁の表面にカビやコケが発生している、金属製の外壁材の場合はサビが発生している場合も要注意です。塗膜が劣化して防水効果が薄れると、そこにカビやコケが繁殖したりサビたりしやすくなります。
これらが発生することで建物の耐久性の低下だけでなく、美観が損なわれてしまう、住んでいる人の健康に悪影響を与えるなど、さまざまな弊害が生じるおそれがあります。
外壁コーキングの役割と劣化原因
ここまで外壁塗装の劣化サインについて見ていきましたが、同様に重要なのがコーキングです。コーキングとは外壁材と外壁材との隙間を埋めるパテのことです。これもやはり長い年月が経過すると劣化し、そのままにしておくとやがて建物に大きなダメージが及ぶおそれがあります。ここからはコーキングの役割と劣化の原因について見ていきましょう。
コーキングの重要性と外壁塗装に与える影響
外壁は何枚もの外壁材を外壁ボードに張り合わせるという構造になっています。しかし、ただ張り合わせるだけでは外壁材と外壁材の間に隙間ができてしまい、そこから雨水が侵入することになります。
外壁材の隙間をコーキングで埋めることで、外壁から建物内部に雨水が侵入するのを防ぐことが可能です。また、コーキングを施すことで建物の気密性を向上させることもでき、快適な室内環境の維持や省エネにもつながります。
コーキングの経年劣化とは?寿命は何年?
以上のような役割があるコーキングですが、長い期間が経過すると外壁塗装と同様に劣化していきます。やはりコーキングの剥がれやひび割れ、あるいはコーキングが痩せてしまうという症状が見られた場合、補修をするか施工し直すといった対応が必要となります。
コーキングの寿命はおおむね5~10年です。そのため、少なくとも10年に一度は点検を実施し、必要に応じてメンテナンスしましょう。
外壁コーキングの補修方法や費用については以下のコラムで詳しく紹介しているので、ご参考ください。
信頼できる施工業者選びと費用相場
外壁を補修するとなると、まずは信頼できる塗装業者を選ぶ必要があります。外壁塗装は専門知識と高度な技術が必要です。7~10年程度の修行経験を積んで、ようやく一人前となります。まずはしっかりと実績を見極めることが大切です。
また、国家資格の「1級塗装技能士」「職業訓練指導員免許」、民間資格の「外壁診断士」などの資格を保有しているかどうかも重要な判断材料となります。
松岡塗装店は実績も豊富で、有資格者の職人が在籍しているので、安心してお任せいただけます。
他にも以下のようなポイントを踏まえて業者を選びましょう。
- 複数の業者から相見積もりをとって比較する
- 見積書に内訳が明らかにされているか確認する
- 現地調査をしてくれるかどうかを確認する
- 保証内容が明記されているかどうかを確認する
なお、参考までに弊社の塗装費用の目安を一覧表にまとめました。ぜひ業者を比較検討される際にご活用ください。
面積 | |||
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塗料の種類 | 2階建15坪 (≒170㎡) |
2階建25坪 (≒220㎡) |
3階建15坪 (≒250㎡) |
水性シリコン | ¥450,000– | ¥580,000– | ¥680,000– |
微弾性厚付け模様~水性シリコン | ¥550,000– | ¥720,000– | ¥800,000– |
2液型弱熔材シリコン | ¥580,000– | ¥750,000– | ¥880,000– |
ハイブリッド塗料 | ¥600,000– | ¥780,000– | ¥920,000– |
遮熱塗料 | ¥620,000– | ¥810,000– | ¥950,000– |
外壁の寿命を伸ばす点検と定期的メンテナンス
外壁塗装の耐用年数は概ね10~20年、コーキングは5~10年ですので、少なくとも10年に1回は点検とメンテナンスを実施しましょう。これだけでも長い目で見れば外壁や建物の寿命が大幅に延びる可能性があります。
また、日頃から外壁やコーキングの状態をしっかりとチェックするのも大切です。外壁を適切にメンテナンスすることで、雨漏りや建物の腐食を防げるだけでなく、断熱や遮熱性能を維持できる、美しい外観が蘇るなど、さまざまなメリットが得られます。
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
【まとめ】外壁塗装やコーキング劣化のご相談は松岡塗装店へ
外壁塗装やコーキングの劣化をそのまま放置しておくと、やがて建物にもダメージが及び、大きな損失にもつながりかねません。ご自身で状態を確認して劣化サインが見られたら、あるいは新築や前の塗装から10年近く経過しているのであれば、一度診断を受けてみましょう。
松岡塗装店ではご相談、現地調査、お見積もりのご提示まで無料で実施しております。他社とじっくり比較された上でお任せいただければ幸いです。「外壁が劣化している」「そろそろ外壁塗装の時期が迫っている」ということでしたら、お気軽にご相談ください。